コロナ後の世界はインパクトを重視

おはようございます。非常事態宣言の解除を受けて、今月から新しい働き方のニューノーマルを模索する動きが全国で始まっていると思います。私は今朝は4時前に起床、4時30分に家を出ました。。。!

でも、通勤ラッシュの密接状態を避けるためではなく、ニューノーマルでもありませんw。テレビ東京の「モーサテ」にコメンテーターとして出演するためでした。


現役トレーダーの時代には毎朝、必ず見ていた番組です。が、出演する人たちは朝早くから大変だな~と思ってました。シリーズ企画「点検 コロナ後の世界」の初回にお声がけいただき光栄です。

持論である30年周期によると、2020年から日本は30年の破壊の時代を経て新しい時代の30年に入ったという話から、コモンズこどもトラストのセミナー・シリーズから生じた「MeからWeへ」のお金の使い方や、これからがESG投資の本番という話までさせていただきました。特に、今まで、GやEと比べると注目度が高いと言えなかったSの表現が、コロナ禍の影響によって企業に重要になると思います。

これから「インパクト」という言葉が日本社会で広まると思っています。これは民間企業の経済的活動による社会的インパクトのことを示します。インパクト投資とは(人によって定義やイメージが若干異なる場合がありますが)ポジティブな社会的インパクトを意図を示し、持続可能性ある成長を支える経済的リターンの両立を求めることだと私は思います。そういう意味では現代的「論語と算盤」ですね。


そして、インパクト投資のキモは、インパクト・メジャーメント、測定です。経済的リターンは数値化できて簡単に測定できますが、社会的インパクトのメジャーメントはもうちょっと複雑。けれども、これがまさにESGのSの部分です。

現在、インパクト投資は非公開株式投資やマイクロファイナンスやSDGs債などの領域のものですが、これからは公開企業の株式投資のESGの文脈で広まっていく可能性があると思っています。要は、非財務的価値の情報開示だけに留まることなく、企業がいかに社会的インパクトをメジャーメントしていて、どのような目標設定しているかというところに関心が高まるということです。

このような内容を5月中旬に出版した拙著「SDGs投資」でご説明していますので、ご関心いただけたら是非一読ください。先週は、コモンズ投信主催で出版記念オンラインセミナー・シリーズをキックオフしました。アナリストの原嶋亮介との対話では、コモンズの創業の想いが、しっかりとバトンタッチできていることが確認できてうれしかったです。


この出版記念オンラインセミナー・シリーズは、これから色々な方々との対話に展開しますが、次回が6月6日(土)です!SDGsが目指す2030年には社会の担い手になっている現役大学生が、どのように世の中をとらえているのか。ご関心いただける方々は、年齢を問わず、是非ともご参加ください!