投資を続けることは未来を創ること

こんにちは、福本です。

今日は本格的な梅雨前線の影響で、日本列島の広い地域で雨となっていますね。くれぐれもお気を付けください。

2020年もすでに半年が過ぎようとしています。

私たちが日々接している株式市場は、1月には、昨年末からの好調を維持して市場全体を表す日経平均株価が24,000円台に回復するなど、先行きの見通しもとても明るいものでした。それが、1月後半より新型コロナウィルスによるパンデミック懸念が市場を襲い、3月後半には16,000円台まで下落しました。

16,000円台という水準は2016年以来でしたし、たった1か月余りで30%も下落するというのも、リーマンショック以来でしたから、あまりの急落ぶりに不安になられた方も多かったのではないでしょうか。

そしてすっかり季節が冬から春に移り変わった4月以降、まだまだコロナウィルスの猛威は続くものの、各国が大胆な金融政策や財政政策を打ち出すなど対策が本格化したことで、株式市場は回復の道を辿っています。


この間、私たちコモンズ投信からは「マーケットに居続けること」の大切さをお伝えして参りました。


一方、運用面では現金比率を高めるなどの対応をとりつつ、特にザ・2020ビジョンにおいては中長期の視点では大きな変化や成長が期待できる企業にも関わらず株価が大きく下落しているような銘柄に積極的に投資をするなどポートフォリオの再構築に努めることで、春先以降の上昇に備えてまいりました。
(ザ・2020ビジョンの基準価額は本日(6/19)、1月につけた設定来高値を更新しました!)

また、積立を継続してくださっているお客さまには、下落局面にうろたえることなく継続することでしっかり資産作りができることを、過去のリーマンショック時の経験をもとにお伝えするブログ記事などで発信させていただきました。

しかし、何より「マーケットに居続けること」の意味を改めて思い起こさせてくれたのは、私たちの投資先企業でした。コロナ禍で起きている課題にいち早く本業での支援や対応を行い、持続的な成長と変化へのチャレンジを弛みなく続けられていることを数多く目の当たりにしてきました。

私たちはこうした企業にしっかりと投資を続けること、そのことが結果的に一緒に危機を乗り越え、新しい未来を共に創っていくことにつながると、今回の経験を通して強く実感しています。

本日(6/19)、2020年3月末時点の共通KPIを公表させていただきました。

自主的KPIとして公表している「5年以上継続して積立を行っているお客様の損益比率」3月末という大きな下落局面にあっても92.1%の方がプラスと、改めて投資を継続することの大切さを示唆しています。
当然、足元では株価の回復とともに、5年以上積立を継続してくださっている方はほぼ全員、プラスになっています。

「一人一人の未来を信じる力を合わせて次の時代を共に拓く」。これはコモンズ投信のミッション(存在意義)ですが、その実践が、一人一人に価値ある企業への投資を継続していただくことだと思っています。その結果育まれた資産が皆さまの「よりよい明日」の礎になると信じて、今後も取り組んでまいりたいと思っています。