コモンズ投信は進化しています!

おはようございます。渋澤健です。

梅雨入りして青空が恋しいですが、アジサイがみずみずしく、環境に適した活き方があるんだなと感じ入りしています。皆さんはいかがお過ごしでしょうか。



さて、昨日(土)は、1年ぶりにコモンズ投信のオフサイトを実施しました。今年は、ニューノーマルの環境に応じて、オンラインで。


ファシリテーションはFascinateの代表取締役の但馬武さんに、いつものとおりお願いしました。もう3年以上のお付き合いになりますが、最初にお会いした当時はパタゴニアで長年マーケーティングを担当していて、兼業で外部コンサルも初めていたときでした。揺るがないメッセージ性にこだわり、高品質なブランドで消費者に愛される同社のビジネス・スタイルに憧れていたので、是非とも、但馬さんにコンサルをお願いしたいと思いました。

当初はマーケティングやブランド戦略という側面でお手伝いいただくことを想定していましたが、その土台となる企業理念を社内に浸透させるという大前提があることに気づかされました。

最初は、この「理念づくり」に、創業者である自分自身の中にちょっと違和感があることにも気づきました。ビジョンを掲げて、理念を込めて、伊井さんや他の創業メンバーとコモンズ投信を設立していますから。でも、福本さんから「創業時にいないメンバーが増えているからこそ、その理念をきちんと言葉として書き留めるべき」という指摘に、確かにそうだなと思いました。

それで、但馬さんのガイダンスにより、2年ぐらいの、あーだ、こーだを繰り返して、コモンズ投信の存在意義である「一人ひとりの未来を信じる力を合わせて、次の時代を共に拓く」を言葉としてまとめることができました。

存在意義を、What We Doという「ミッション」という経営理念で表現するのが一般的ですが、私はWhy We Doという「パーバス」の方がしっくりします。いずれ、その存在意義を日々の行動に意識するのが「コア・バリュー」だと思います。

そして、この1年間ぐらいは、コモンズのメンバーを中心に「ビジョン」の言語化に取り組んでいて、そのプロセスの一環として今回のオンライン・オフサイトを設けました。

経営ビジョンは会社が目指すところです。では、それとゴールの違いは何かな?と昨日のディスカッション中にふと思いました。たとえば、SDGsは、まさに2030年まで達成を目指す17のゴールであります。でも、17のビジョンがある訳ではない。

コモンズのメンバーとディスカッションしながら私が思ったのは、2030年まで「誰一人取り残さない」というシンプル、且つ、とてもパワフルな表現がビジョンであり、それを達成するのが17のSDGsであるゴールです。

未来を目指すときに、時々振り返ることも大事だと思います。それは、もちろん、その時に戻るためではありません。(過去に戻ることは、投資でも、人生でも、できませんから!)でも、振り返ると、自分がいる現在を実感できます。そして、自分がいる現在を実感できるから、未来を目指せるんです。

3年前のコモンズ投信と現在のコモンズ投信と何が一番変わったのか。それは、メンバー一人ひとりのエンゲージメントです。会社への意識、そして、その会社における他人事ではなく、自分自身への意識が著しく高まっていること。このような「空気」を、今回のセッションで感じました。コモンズ投信は、かなり進化しています。

その進化の可視化がまだできていないところがあるかもしれません。でも、確かに進化しています。どうぞ、これからのコモンズ投信を楽しみにしてください!