コモンズ流の投資

おはようございます、渋澤健です。今朝は、東京の都心でも雪が積もり、足元はグチャグチャ、そして通勤電車のダイヤは乱れて、早い時間帯でも結構混み合いました。

日本全国でも今朝の出勤が大変な方々が多かったのではないでしょうか。月曜日の朝からお疲れ様です。

さて、市場もグチャグチャで乱れている感じがしますね。

今年の初日の1月4日に日経CNBC朝エクスプレスのマーケット・コロンブスで、今年の見通しを聞かれたときに、株式市場は良くて横ばい、一段の円安は見込めなく場合によっては円高の側面があるかもしれないので、個別銘柄を中心にコツコツと積み立てる方針が良いのではないかという話をしました。その生放送番組の最中にドル円は120円台を割れて、年末から200円安ぐらいの日経平均も下げが加速しました。なぜ、年初にそう思ったかというと、今までの経験則に過ぎなかったです。

そういう意味で、経験則だけで特に根拠がないのですが、今週の頭に、目先の底値を打つのではないかという感じがしています。

実際には、足元の相場の方向なんて当たる訳がないし、そのためにコモンズ投信を設立して二つのファンドを運用しているのではないので、あてにしないほうが良いと思います。が、なんとなく、そんな感じがしてます。

でも、仮にここで持ち直しても、夏から秋にかけて、またちょっと調子が悪くなるかも、と思ってます。でも、これも特に根拠がないです。なんとなく、です。

ひとつ確信が高まっていることは、2012年の年末から始まった相場の季節は昨年の夏以降から変わったということです。でも、長期投資にとって季節が変わることは悪いことではなく、むしろ歓迎してもよい時期に入ってきたともいえます。

秋が深まり冬に入るときは目先の収穫を考える時期ではなく、次の季節のために仕込むときです。

だから、年初の番組でも言ったとおり、今年は相場全体を見るより、持続的な価値創造の可能性が高い会社への個別投資に、こつこつと積み立てることが良いと思っています。未来への楽しみが少しずつ増えますから。

昨日のこどもトラスト・セミナーでは投資先のダイキン工業との、私たちにコモンズの小さな投資家との「対話」の場を設けました。

積極的な姿勢でエアコンの「熱を逃がす」原理と分解体験に参加した7~10歳ぐらいの子供たちに、投資とは「成長を応援すること」と説明しました。

相場環境に問わず、子供たちの成長を応援することと同じように、じっくりと長い目線での「今日よりも、よい明日」を実現させる持続的な価値創造に投資を続けること。これが、コモンズ流です!