令和時代のコモンズ投信

おはようございます。渋澤健です。

GWの大型連休はごゆっくりされたでしょうか。ゆっくりするぞーと気合いを入れていた自分ですが、ゆっくりどころか、日が早く通り過ぎてしまった感じがします。

さて、令和の時代の幕が上がりました。仲間たちとコモンズ投信を興して10年前に設定したコモンズ30ファンドが掲げた長期投資とは一世代を象徴する「30年」。平成時代に慣らし運転して、いよいよこれからの令和時代がコモンズ投信の長期投資の本番という意気込みを感じています。


令和時代の日本社会では高齢少子化が加速することは確実です。AI・ITの発展によって、これまでの常識や成功体験が通じない世の中にもなります。世界情勢は落ち着きを見せないでしょう。このように世の中が著しく変化する最中、企業経営の革新は待ったなしです。それは、コモンズ投信という会社においても同じです。過去の延長線上では未来を描けない。

これからの日本社会では世代交代が急速に早まります。過去の成功体験を持っている世代から、これからの成功体験をつくる世代へのバトンタッチが令和時代の企業の持続的な成長の重要なカギになります。

仮に30年ぐらい続くと想像した場合、令和が幕を閉じる時代のコモンズ投信はどのような会社になっているのでしょうか。間違いなく、その時には会長である私も、社長である伊井も、コモンズ投信の経営を仕切っていないと思います。正確に言うと、仕切るべきではないでしょう。30年後のコモンズ投信は、次世代へきちんとバトンタッチをできていなければなりません。

そういう意味では長期投資の表現は進化していると期待している一方、コモンズ投信を設立したときのスピリットが承継されてほしいという想いはあります。その想いとは何か。

ぜひ、機会があったときに私や伊井に問いかけてみてください。それは「一人ひとりの未来を信じる力を合わせて次の時代を共に拓く」コモンズ投信にとって、とても大事なことだと思います。

私が抱いている30年後のコモンズ投信のイメージは先月、私が世話人している「ほほづゑ」という財界文芸同人誌の100号記念イベントの際に、改めて確認することができました。

その会場に「ほほづゑ」刊行来の全ての号(年に4回)が展示されていたので、私が入会した50号を探しました。懐かしい思いで自分が入会した2006年に書いた自己紹介文を改めて読み直したところ、こんなことが書いてありました。

『私のこれからの新たな勘違いは「空間を造る」ということです。「お金儲け」の営利の世界と「社会貢献」の非営利の世界が融合できる空間。運用会社を通じて個人投資家と企業経営者が対話できる空間。日本のすばらしい感性を海外で発揮できる空間。夢のような勘違いばかりです。しかし、ここにもたくさんの新たな出会いがあるのではないかとわくわくしております。』


コモンズでは「宇宙人」と思われている私ですが、実はただの「勘違い」野郎なんですねw。

でも、令和時代のコモンズ投信2006年にイメージしたような「空間」づくりの本番に入り、その意志が次の時代のコモンズ投信の方向性を担う同志に伝わっていたら、わくわくしている老人に自分はなっているな。そんなことを、令和時代の幕が上がる現在に考えています。ちょっと先走った話で恐縮ですが。

これからも、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。「今日よりも、良い明日」を目指しましょう!