【投資は未来を信じる力~今、伝えたいこと~】

皆さん、こんにちは
コモンズ投信 伊井です。

新型肺炎と人類の闘いは、有効なワクチンや治療薬が開発されるまで続くことになると思いますが、私は社会の安定の実現は国民の賢い判断と行動によってそれ以前に達成することが可能だと思っています。

さて、世界の金融市場も大きく揺れているわけですが、少しずつ変動幅が小さくなりつつあります。

金融市場は社会を映す鏡であり、株式市場は半年先を織り込んで動いていると言われます。
足元の株式市場の動きは、各国の大規模な経済対策と金融政策で、徐々に経済も底入れすることを示唆しはじめているかもしれません。
目の前の社会的な動きや株式市場の急落に惑わされることなく、少し先を見て生活をすることが大切です。

例えば、2月末からの世界の株式市場は、かつてないスピードで急落しました。
この急落をみていると、多くの投資家が株式を投げ売りしているようにみえますが、価格がついているということは買う人も多くいたということです。
実は、3月は東証の売買代金が4兆円を超える大商いの日が5日間もあります。
これまで、平常時は2兆円程度の売買代金でしたので倍くらいです。
こうした大商いは株式市場が最高値や最安値の時にみられる光景です。
そうです、この局面、静かに買い出動されている投資家も多いのです。

先日、世界的に著名な投資家がこのタイミングで株式の買い増しに動いているとのニュースが出ていました。かのバフェット氏はデルタ航空を、アイカーン氏は米国レンタカーのハーツを買い増ししたとのことでした。
航空会社やレンタカー会社は、コロナの影響を大きく受けていて短期的にはまったく業績の予想も出来ませんが、長期投資家からみればバーゲンセールに見えているとのことです。
こうした著名投資家は、資産の作り方を熟知している大ベテランですが、この発想力は誰にでも持てる力です。
目線を上げて長期的な視点で、未来を信じる力を育んでいけばいいのです。

今日の朝刊には、ネット証券での新規口座開設が急増していること、積立口座や積立金額も急増していることが報じられていました。
いま、行動されている方は、未来を信じる力を少しずつ育まれている方だと思います。
コモンズ投信は、こうして行動されている皆さん、あるいはこれから行動を開始しようとされる皆さんの応援団です。

そして先日、コモンズ30ファンドの投資先から嬉しいニュースも流れてきました。
旭化成さんは、「米国の医療機器子会社を通じて人工呼吸器を増産すると発表した。早期に月産量を現状比25倍の1万台に増やす。」とのこと。
そして、シスメックスさんは「国内初、新型コロナウイルス検査キット(RT-PCR法)の薬事承認を取得 ~体外診断用医薬品として医療機関への早期導入を目指す~」とのこと。
それぞれにとても迅速な対応で、私たちは投資を通じてこうした企業を応援することが出来ます。是非、一緒にこうした企業を応援していきましょう。
そして、「未来を信じる力」で、この難局を一緒に乗り越えて参りましょう!


3月17日、ZOOMオンラインセミナーを実施!左 伊井 右 原嶋(運用部)