未来を選ぶ力
こんにちは。寄付のしくみやこどもトラストセミナーを担当している馬越です。
新型肺炎の感染拡大を受けて、日本政府は2月28日、全国すべての小中学校や高校などに3月2日から春休みに入るまで臨時休校とするよう各都道府県の教育委員会などを通じて、要請しました。
これを受けて、当然全国の保護者の方々からは不安の声があがっています。
そんな中、「今、こどもたちにできることを」と、民間企業や非営利団体からは様々なサービスが立ち上がり、発信されてきた1週間でもありました。
コモンズ投信の投資先のひとつであるベネッセHDは、一斉休校要請に対して、自宅学習教材・サービスの一部無償提供を始めました。
コモンズ投信が毎年秋に主催している社会起業家フォーラム登壇者OBOGのメンバーも、実に迅速な対応を見せています。
例えば、第8回登壇者の甲田恵子さん率いるAsMamaの、近所で託児を支え合うアプリが注目されています。
同じく第8回登壇者の水野雄介さんがCEOを務めるライフイズテックも、ディズニー・プログラミング学習教材「テクノロジア魔法学校」を、小中高生および先生方を対象に、3月4日(水)より2週間、無料で提供を始めました。
コモンズSEEDCap第7回応援先の森山誉恵さんが代表の3keysは、頼れる大人が身近にいない子どもたちがさらに社会的に孤立しないよう、中高生向けにオフィスを臨時開放。
第9回応援先の小澤いぶきさんが代表のPIECESでは、「新型コロナウイルスに関して、情報が届きにくい方のサポート情報/不安との付き合い方・心のケア」を発信するサイトを、様々な専門家による協働プロジェクトチームでつくりました。
今回の第11回コモンズSEEDCap最終候補者のひとり、親子の未来を支える会の林信彦さんも上記チームのメンバーです。
また、自宅で過ごすすべての子どもたちのために「オンラインアフタースクール」も開校しました。
企業も社会起業家も、今回の騒動で、自らもイベント開催の中止や延期を余儀なくされながらも、「今、何が社会に対して自分たちができるだろう」と考え行動を起こされています。
社会起業家の人たちには、社会の変化にスピーディーに挑戦する力があります。
変化によって困窮する可能性のある人たちのために動く力があります。
そして、わたしたちは、そんな彼らの未来へのアクションを支える力を持っています。
社会課題に取り組むリーダーたちの活動を、「寄付」や「応援」といった形で賛同して、関わっていくことは、自分自身がよりよい未来を選ぶという主体的な行動でもあるのです。
コモンズ投信は、「投資」や「寄付」といったお金の使い方と出逢うことによって、「未来」が選べることに、みなさんに気づいていただきたいと思っています。
第11回コモンズSEEDCap応援先選定のプロセスが、例年より早くスタートしました。
3月の最終営業日時点で、コモンズ30ファンドを当社で保有している方は、「3人の中からだれを」「3つの社会課題から今、どのことに注目したいか」という選考のプロセスにご参加いただけます。コモンズ投信のファンドと寄付のしくみにご関心がある方はぜひお手続きをお急ぎください。
第11回コモンズSEEDCap候補者についてはこちらのブログをぜひご覧ください。