ザ・2020ビジョンが捉える”変化“とは?!
2020年3月5日木曜日
ザ・2020ビジョンのキーワードである「変化」。その「変化」を軸に、50銘柄程度に銘柄を厳選しています。
具体的には「変化をはじめた企業」と「変化にチャレンジする企業」に着目しています。
「変化を始めた企業」とは、経営者の変更や、ガバナンス(企業統治)の変化といったマネジメントの変化に注目しています。特に経営者の変更が大きく企業価値向上につながっていくケースなどは少なくなりません。
例えば、組入上位銘柄の常連となっているソニー。
エレクトロニクス事業の不振から4期連続赤字に陥っていた2012年に平井社長が就任。そこから事業のリストラや成長分野への集中投資に取組み、社長就任から6年後の2018年3月期には20年ぶりに最高益を更新するような変貌を遂げました。
今は世界シェアトップを誇る高収益のCMOSイメージセンサーを柱に、そもそもの強みであるゲーム、音楽、映画、エレクトロニクス製品とのシナジー効果を生み出し、持続的な高収益体質への変化にチャレンジしています。
「変化にチャレンジする企業」とは、技術革新や生活動態の変化、業界再編など外部環境等の変化をチャンスにして変化にチャレンジしている企業を指します。
「NewsPicks」などを運営するユーザベースはまさにその一例です。
デジタルネイティブな世代が活躍する時代を見据えたメディア戦略を展開しており、世の中に無数に溢れる経済情報を人とテクノロジーの力で整理・分析・創出することで、人々の生産性を高め、創造性を解放することを目指しています。
広告収入に過度に依存しないように利用者に月額課金するビジネスモデルを志向しており、それゆえコンテンツの質に対しては強い拘りを持っていることも特徴的であり、今までにないメディア・プラットフォームを構築しようとしています。朝、新聞を隅々まで読むまでもなく、自分にとって必要な経済情報は短時間の間で把握できるようになっている―そんな世界を、海外も含めたグローバルなフィールドで実現し、広めていくための試行錯誤を繰り返しているのです。