第11回コモンズSEEDCap最終候補者 林伸彦さん(親子の未来を支える会)その①

こんにちは。
SEEDCap担当 うまごえです。

3月4日、第11回コモンズSEEDCap最終候補者3名を発表させていただきました。
「第11回コモンズSEEDCap選定にご参加ください」
https://park.commons30.jp/2020/03/11seedcap.html

そして、11日、候補者のひとり、NPO法人親子の未来を支える会 林伸彦さんにお会いして、最近の近況をお聞きしてきました。

実は、私 うまごえが初めて林さんにお会いしたのは、もう4年前くらいのことでした。
胎児医療を学ぶため、渡英される直前だったと記憶します。

生まれてくる前に受ける医療、おなかの中から赤ちゃんを取り出して、必要な手術を施し、またおなかの中に戻す。
その手術をすることで、出生後の障害があきらかに軽減できるといわれているこの手術は、日本では現在に至るまで認められていません。

私自身も、その手術の是か非を問われたら、言葉を探してしまう領域。
わたしたちがアンタッチャブルと感じてしまうその領域に、林さんは進まれていました。

「馬越さん、目の前にある患者さんが困っていたら、どうにかできないのか、と考えて進化し続けるのが医療なんです」

この言葉を林さんからお聞きしたとき、わたしは改めて「医療」だけでなく、わたしたち人間が目の前に起きていること、そして未来に向かっていくことの意味みたいなものを考えさせる想いがしました。

あれから3年が経ち、林さんはどうしているだろうか、とちょうど考えていた時に、あちらこちらから「林さん」の名がわたしの耳にも届くようになってきていました。

特に、「次の社会起業家フォーラムの登壇者にぜひ」と、フォーラムの先輩登壇者さん数名から名前があがりました。

林さん、帰られていたんだ!

ということで、林さんと早速お会いすることに。

事務局の沼田さんと一緒に、林さんも早速コモンズ投信のオフィスに訪ねてきてくださいました。

林さんは、以前お会いした時のイメージと少し変わっていました。

目的を定めて、そのために、今、できることからひとつひとつ進めようとしている「やわらかさ」が加わっていることを感じました。

帰国後の林さんがまず最初に起こした行動は、出生時前診断を受けたお父さん、お母さんたちの悩みに向き合うこと。

林さんは、仲間たちと「親子の未来を支える会」を立ち上げられていました。



*林さんは、コモンズSEEDCap最終候補者のひとり。
他の登壇者も含め第11回コモンズSEEDCap選考についてはこちらをご覧ください。