声を大にして伝えるつみたての極意

横山です。
8月の終りに株価が急落して、なんとなく引き続き低調な9月。

・・・とは、直接関係ないのかもしれませんが、

コモンズ投信のコールセンターには
つみたての減額と休止が通常の月より多かったんだそうです。


「え!?」 

耳を疑いました。

「増額じゃなくて!?」


つみたて、つみたて、つみたて。同じことばかり繰り返し言って、お客さまも耳タコ。
そろそろ嫌われるんじゃないかと心配してましたが


なんにも伝わってなかった… ○| ̄|_ ガックシ


今日は今一度、つみたての極意について、声を<大>にして言いたいと思います。

投資で儲ける基本は、安く買って高く売ることです。一番安いタイミングで買って、一番高いタイミングで売れればよいのですが、そのタイミングを見計らうことはプロであっても至難の業。そもそも、現在進行中のマーケットにおいて、安い、高いなんて過去を振り返ることでしか検証できませんし、ましてや一番どうこうなんてまだ存在しません。過去に遡って投資することも出来ないのでナンセンスな話です。

そこで、力を発揮するのが、つみたて投資(一定のタイミングで一定の金額を購入する方法)です。

投資信託は「このファンドをいくら」という買い方をします。その結果、「何口分購入できた」となります。つみたて投資で、定期的に一定の金額を買うことを決めていれば自動的に、そのときの単価が安ければ購入数量が増え、単価が高ければ購入数量が減ることになります。

安い時にたくさん、高い時に少し買うことを続けていくと、後から振り返ってみたときに、結果的に高いときに買っていてそれが保有コスト(買いコスト)になってしまっていたという状況を避けることができます。

ここまで読んでいただくとお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、つみたて投資は続けることでどんどん分散効果が高くなっていきます。1回の購入のインパクトが購入回数分だけ分散されていくので、「高値掴みしたんじゃないか」「今よりもっと下がってしまうんじゃないか」という心配をする意味がどんどん薄れていくんですね。

さて、当初の話に戻しますが、

投資で儲ける基本は、安く買って高く売ることです。

マーケットが下がったときにつみたて投資(一定のタイミングで一定の金額を購入する方法)を止める、または減額する、の行動が意味するところは、

 ・購入タイミングの分散をしない。
 ・単価が下がったときにたくさん買うというバーゲンに参加しない。

という、つみたて投資のメリットを放棄するにほかなりません。


「そんなことしたらいつまでたってもふえないじゃない!!」


つみたての極意について。
これからも懲りずに耳タコ話にお付き合いくださいませ^^