コモンズ30ファンドとザ・2020ビジョン


皆さんこんにちは。伊井です。

本日コモンズレター7月号を発行しております。


その中で、運用体制の変更についてお知らせさせていただいています。これまでもコモンズの成長のステージに併せてこういった変更は行ってきたのですが、今日は改めてコモンズ投信のファンドについて私の想いをお届けしたいと思います。

私たちコモンズ投信は、2008年の金融危機であるリーマンショックの真っただ中に産声をあげました。
世界中が暗い雰囲気に覆われる中、ご自身や家族はもとより世の中の「今日よりもよい明日」を考える“未来志向”の皆さんが集まれば必ず新しい価値創造が生まれるはずとの信念で、小さいながらも長期投資の旗をしっかりと掲げました。

当時、日経平均株価も7000円に下落していく中、日本株には誰も目を向けようとしていませんでしたが、私たちは長期的な視点で見れば経営力や競争力に優れた企業があるはずと、日々、企業の発掘にまい進しました。

数多くの経営者や企業を訪ね、持続的な企業価値の向上について意見交換をさせていただきました。
そして、素晴らしい企業に巡り合い『コモンズ30ファンド』は、2009年1月にスタートすることが出来ました。
長期的な資産形成を真剣に考える生活者の皆さんと長期的な成長を目指す企業が当ファンドを通じて共に成長が出来れば、日本経済に前向きな資金循環が起こるはずで、その流れを少しずつ着実に大きくしていきたいと考えていました。

また、それから約5年後の2013年の年末、2020年を起点にして人口動態の変化などから日本も大きく変わる可能性があるとのコンセプトで、日本の新しい時代に向けて変化している企業に投資するファンド『ザ・2020ビジョン』の運用を開始しました。

実際にそれ以降、海外からの観光客は飛躍的に増加するなど、そのうねりは日に日に強まっています。
未来志向の皆さんに、単にニュースなどでその変化を眺めるのではなく、ファンドを通じてその変化を体感してほしいとの思いがありました。
そのためファンド名も、米国のことわざで先を見通せる正常視力を表現する「2020vision」から命名しました。

このように生まれた背景の違う2つのファンドですが、未来志向の皆さまに単なる経済的なリターンだけを提供するのではなく、ファンドを通じてさまざまな価値=社会的なリターンを長期的に提供したいとの共通の理念を持っています。
この理念に沿って、運用力を磨き上げていくためには運用部門の強化は欠かせません。
この一年間でも、経験豊かなトレーディング、アナリスト担当の人材を採用するなど人材面での強化をしてきました。
さらに、この度、『コモンズ30ファンド』において投資委員会の役割をそのままに、委員会メンバーの役割を明確化することにより運用面での更なる質的な向上を目指すことにしました
詳しくは、こちらからコモンズレターをご覧ください)。

今後も、両ファンドの運用力の向上、説明力の向上のため、さまざまな改善を続けていきたいと思います。

どうぞ、引き続き、『コモンズ30ファンド』、『ザ・2020ビジョン』にご期待ください。