不確実性の高いときの心構え

コモンズ投信 伊井です。

日経平均株価が、17,000円を割ってきました。
一番の原因は、来週の米国大統領選挙の行方になります。

先日、来日されていたある米国シンクタンクの理事とお会いし選挙見通しを伺いましたが、流石にトランプ候補が大統領になることはないだろうと各地区の選挙情勢を分析した見立てをもとにお話しいただきました。

しかし、グローバルな金融市場は、今年6月の英国EU離脱の国民投票のイメージもあり、一時的にリスク回避に動いた様子です。

一方で、英国の国民投票後の市場の動きでもそうでしたが、こうしてリスク回避した資金は、結果が明確になれば再び投資を開始するものと考えています。

10月下旬以降、国内では3月決算企業の第2四半期の決算発表が続いています。9月末時点で企業が期初に想定した為替レート(ドル/円)よりも円高にはなっていますが、半導体関連、化学メーカーなどを中心に堅調な結果になっています。

コモンズ30ファンドにはそうした好業績銘柄が多く組み入れられていますが、もともとの銘柄選択時に、不確実性の高い事業環境でも、長期的にしっかりとした業績を出せる企業を選んでいますので、それに沿う結果だと思っています。

まだまだ予断をゆるさない米国大統領選挙、その後の米国の利上げの可能性、英国のEU離脱の交渉の行方など不確実な環境は続きますが、外部環境の変化を吸収できる強い企業に投資するコモンズ30ファンドは、こうした環境下でこそ強みを発揮できると思っています。

引き続き、ご期待ください。