未来予想図 16:Fintechが生み出すサービス

未来予想図
16:Fintechが生み出すサービス
2018-3-7-TUE

弊社では2018年3月10日に9周年イベントとして、株式会社マネーフォワード(※)取締役執行役員兼Fintech研究所長の瀧 俊雄様をお招きしまして、「(仮題)Fintechで変わる金融サービス、そして社会」を開催いたします。

こなれた感の出てきたFintech(フィンテック)ですが、元々はIT(情報技術)を利用した新しい金融サービスを表すもので「Finance(金融)」と「Technology(技術)」をかけ合わせた造語です。
今では決済・送金・資産運用などの領域で相当数の新サービスが誕生しました。

これらの多くは、長年に渡り既存の金融機関が独占的に提供してきた「高い、遅い、不便」なサービスの代替として、「安い、速い、便利」な利用者目線のサービスになっています。

したがって、既存の金融機関は自分たちの仕事が奪われしまう存在として強い脅威を感じているようです。

PWCが実施した「グローバルフィンテック調査2017 日本分析版」では、91%もの日本の金融機関が自社のビジネスの一部がフィンテック企業に奪われる脅威にさらされていると回答しました。

ちょうど、人工知能の発展が人々の仕事を奪う存在になりうると脅威を感じるようなものです。Fintechをインターネットで検索すると、銀行の破壊者だとか、銀行の利益を3割消滅させるなど過激なことが書かれています。

果たしてどうなるのでしょうか。
このテーマは投資に直結するため、非常に強い関心を持っています。
3月10日のセミナーではこのようなことも瀧様にご教授頂きたいと思っています。

※株式会社マネーフォワード: 2012年5月設立、2017年9月に東証マザーズ市場上場。主にPFM(Personal Financial Management: 個人のお金に関わる情報を統合的に管理するサービス)である「マネーフォワード」、事業者向け会計等サービスプラットフォーム「MFクラウド」を展開。

シニアアナリスト兼ポートフォリオマネジャー
鎌田 聡