幸と資本主義 MEからWEへ

おはようございます。渋澤健です。

「あなた方は、金の話や永遠の経済成長というおとぎ話ばかり。よくもそんなこと言えるわね。」

16歳のグレタ・トゥンベリさんの国連気候行動サミットでの怒りの演説を、どのように感じましたか? 批判の声も上がりましたが、私の率直な感想は、「確かに」でした。


私たち現役世代は、次世代、次々世代の嘆きや怒りに応えなければならない。

世の中の様々な課題へ、耳を傾け、目を開き、解決のために手足を動かさなければならない。そう、思いました。

私たちは、次世代、次々世代へ、どんな世の中を残すべきなのか。

答えは、明らかだと思います。


幸と資本主義は相容れない関係ではなく、合致する。 今のMEのためだけではなく、未来のWEへためにも。

そんな答えを、次世代、次々世代に残すべきです。

105日(土)に開催する第11回コモンズ社会起業家フォーラムでは、「そんなことを言える」精鋭が次々とステージに立ちます。「未来を信じる力」はおとぎ話ではありません。「未来を生きる力」を共に育みましょう。


コモンズ投信では、そんな「未来」を共に創るという想いを実践するため、コモンズSEEDCapという寄付プログラムを創業理念のDNAとして組み込んでいます。今回の登壇者から、参加される皆さんの応援により、最終候補のひとりが選ばれます。

一人ひとりの未来を信じる力を合わせて、次の時代を共に拓く。

是非、是非、是非、ご参加ください! ご一緒できることを心より楽しみにしています!

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社会課題解決のため自ら行動を起こした12名の社会起業家たちが集結!マイク一本たった7分間でその想いを伝えるスピーチリレー

11回コモンズ社会起業家フォーラム
【フォーラム】東京都文京区@文京学院大学仁愛ホール
2019105()13:0016:00

【懇親会】同大学内ビーズダイニングにて
2019105()16:1518:00

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【登壇者紹介ブログ】また、何かの時にはお願いします。

この言葉、私が愛知県小牧市で行われている外国人児童学習支援の教室、にわとりの会を訪れた際に、帰り際にブラジル人の高校生が私の近くまで挨拶に来てくれた時の言葉です。
丹羽さんとブラジル国籍のこどもたち
A君の家族は、彼が幼少の時にブラジルから日本の愛知県に「逆出稼ぎ」。
その後、両親の離婚でシングルマザーとなった母と共に生活しながら、日本の学校に通っていました。

母親は日本語ができなかったため、息子の学校生活をサポートするのは難しい状況でしたが、息子の将来を考えて教育にはとても熱心でした。
そこでその母親の力になったのが、今回のフォーラムの登壇者のひとり、丹羽典子さんでした。

丹羽さんは愛知県の小学校において国語の教員をしながら、外国人児童の数が増えてくる中で、彼らに対する学習サポートの必要性を痛感し、尽力してきた人物です。

こどもたちには無限の可能性があるのに、彼らをとりまく環境によって彼らの未来が閉ざされてしまう、丹羽さんはその現状に憤りを感じ、にわとりの会を発足させました。

丹羽さんだから、にわとりの会
その命名通り、丹羽さんはなんともチャーミングな方です。


凡そ110年前にブラジルに多くの日本人が船で「出稼ぎ」に渡ったことをみなさんはご存知ですか?

言葉も通じない異国において、コーヒー農園などで苦労を重ねた後に、ブラジル日系移民はブラジル社会において成功を遂げ、ブラジル国民として受け入れられました。
世界最大の日系コミュニティーが誕生し、二世三世は医者や弁護士など高学歴を取得し、そして移民100年祭などの節目では、日系の国民だけでなく、国全体が敬意をもって祝福してくれる程の存在となりました。

しかし、地球の反対側にあるわたしたち日本の国民の多くは、その事実を知りません。

やがて、日本のバブル経済の際には、かつての移民の子孫が日本に労働者として戻ってくることとなりました。

いつか錦を飾って帰国することを夢見てきた一世たちの祖国に対する想いを聞いて育った二世、三世たちは、さて、日本でどのような待遇を受けたのでしょうか?

今、愛知県だけでも、外国籍のこどもたちは7000人以上いると言われています。
割合的にブラジルをルーツとしたこどもたちが多く、その背景には、日系ブラジル人の入国優遇がありました。

小学校における外国人児童数の割合も増え、中には、新1年生のほとんどが外国籍のこどもたちであったという地域の話も聞きます。

そしてそんな中で、「ダブルリミテッド」と呼ばれるこどもたちが成長しています。

わたしがにわとりの会を訪れた時には、A君だけでなく、4人の15,16歳の男の子が来ていました。

中には、来たものの、スマホの動画に見入るB君。
漢字の勉強に時間がかかるC君の存在があります。

 この2人は、中学を出てそのまま、エアコン掃除など、力仕事の職に就いています。

B君はブラジル人学校という母国語ポルトガル語で勉強ができる小学校に通っていましたが閉校となり、日本の学校へ。

C君は最初から日本の小学校に通いましたがほとんど言葉がわからず、親もサポートが難しかったので不登校となり、ポルトガル語でも日本語でも勉強の経験を積み重ねられないままに、中学生となりました。

これがダブルリミテッド

丹羽さんは、こどもたちのこうした現状に何かできないかと動きだし、あるカードを創り出します。

ペンでなぞると様々な言語で書かれた文字通りに音声が出る漢字カード。

このカードは、丹羽さんだけでは到底解決できない人数のこどもたちと、カバーしきれない様々な地域に暮らすこどもたちに対して、丹羽さん以外のより多くの指導員による学習支援を可能にしています。

冒頭のA君。

丹羽さんがこのカードを普及するにあたって伴走支援を受けた団体のメンバーに、A君に英語を教えてくれる人がいました。

その時の力が後押して受験に成功、彼は現在進学校に通っています。

照れた笑顔を見せながら、時には照れ隠しで友達とふざけながらも、教室の隅で集中して勉強をしていたA君。

「また、何かの時にはお願いします」
彼が何気なく私に言ってくれたこの一言が、今でも私の心に残っています。

一度助けられた経験のある子は、助けてもらう力をもつことができるのだと、わたしはA君から教わりました。

そして一方で、社会から助けてもらった経験のない子は、助けてもらう術がわからないままに育ってしまう。

丹羽さんは勉強の合間に、さりげなくこどもたちに質問をしています。

丹羽さん「今度の週末にここでイベントがあるけれど、来ない?」
〇君「予定があるんだ」
丹羽さん「そうなんだ、誰とどこに出かけるの?」

彼らが未来に向かってよりまっすぐに進んでいけるように、丹羽さんの質問は見守るお母さんのごとく続きます。

C君が言いました。
「勉強、がんばるよ。だって週4日働ける仕事がしたいから」

日本の中にいる外国籍のこどもたちの存在もまた、社会の隙間に落っこちて、多くの人たちがその存在に気付くことなく通り過ぎてしまう存在です。

今回の登壇にあたり、私が投げかけた「あなたは社会起業家ですか?」の問いかけに丹羽さんはこう答えてくれました。

「外国人の子どもたちが進学したいのに、自己実現したいのにできない様子をずっと見て見ぬふりをしていたけど、ちょっとしたきっかけでそれに関わり始めました。
一過性ではなく、持続的に行うようになったとき、わたしは社会起業家になったのだと思っています。」

10月5日!第11回コモンズ社会起業家フォーラム
丹羽さんの7分間のスピーチどうぞご期待ください!!!

帰りは最寄りの駅まで丹羽さんに送っていただきました!
社会起業家フォーラム担当 馬越裕子

是非、是非、是非、ご一緒にどうぞ!

おはようございます。渋澤健です。二週間連続の連休はいかがお過ごしでしょうか。沖縄・西日本は台風の影響で大変だと思いますが、くれぐれもお気をつけてくださいませ。

さて、こちらのややレトロ的な写真は・・・?


時は2009年10月6日。場所は東京都千代田区一番町。イベントはコモンズ社会起業家フォーラムの第一回目でした!

その半年ぐらい前に、私は初めてTEDx Tokyoを観客として参加して感銘を受けました。複数のスピーカーが通常のパネル・ディスカッション&質疑応答ではなく、次々とショート・スピーチに登壇するリレートークを展開し、質疑応答の時間は無し、でも、休憩時間をたっぷり取って、スピーカーおよび参加者同士の対話の時間を設ける。このスタイルに魅了されました。

リレーのピッチを高めるために時間を6分に制限(現在は7分になっています)。そして、聴講者がプレゼン資料の文字を追うのではなく、しっかりとスピーカーの話を聞くことに意識を集中してもらうために、投影コンテンツは無し。このスタイルで社会を変革する社会起業家にスポットライトを当てるフォーラムをコモンズ投信の主催で開催しました。

このようなフォーラムを開催したいと当時のメンバーに打ち明けたとき、「あ、そうなんですね」と目が点となりましたw。が、それは「ノーではない」と前向きに解釈して、会場を探し、知り合いのスピーカーに目当てを付け、また、ご紹介もいただきました。

当時は、かなり強引に一人で動いていた感がありましたが、今となっては社会起業家フォーラムはコモンズ投信が誇る年次の最大のイベントのひとつとなっています。コモンズ投信のソーシャル・エンゲージメント担当の馬越裕子のアクション(&パッション)のおかげで、コモンズ・メンバー全員の動員、そして、大勢の「コモ・ボラ」(コモンズ投信の受益者=お客様=お仲間&学生たちのボランティア・スタッフ)協働によるチームプレイにより、本当に素晴らしい、すてきなイベントになっています。

今年の第11回コモンズ社会起業家フォーラムは10月5日(土)に開催されます。


是非とも、ご一緒にどうぞ。毎年、ここから、必ず新たな気づき、新たな出会いが生まれてきます。これは第一回目からずっと変わっていないことです。過去のアーカイブはコモンズ投信のサイトに掲載されていますので、のぞいてみてください。そこに、コモンズ投信が10年かけて蓄積してきたトレジャーがあります。

でも、コモンズ投信が何を大事にしたいか。それは、ライブ感です。そのとき、その瞬間を、他のLike Minded同志と過ごすCommon Groundです。是非、是非、是非、ご自身で体感してください。お待ちしております!

お申し込み → こ ち ら  第11回コモンズ社会起業家フォーラム

すてきな懇親会も設けています → https://commonsforum11.peatix.com/

SEEDCap応援先が教えてくれたこと

こんにちは。コモンズ投信馬越です。
昨日引き続き、コモンズSEEDCap過去の応援先の社会起業家より、メッセージが届きました。

第3回コモンズSEEDCap応援先 侍学園 スクオーラ・今人 長岡秀貴さんより。


社会起業家フォーラムに登壇させていただいてから、
早いもので10年が過ぎようとしています。年を取るはずです…。
*当時の映像はこちらからご覧ください。

法人起業から5年。
まだ事業の認知度も法人経営も安定することなく
ただただ勢いとパッションだけで走り続けて息切れしかけてきたころだったと思います。
NPOとしては
「寄付を集める」ことはミッション達成のためには必要な事業ではあるのですが
様々なスキームを構築し、提案してもなかなかそれが受け入れてもらえない実感も出てきていました。
陥りやすい「NPO主宰者あるある」状態です。
そんなときにコモンズさんに声を掛けて頂き、事業のプレゼンテーションの機会を頂きました。

その後、まさか寄付先に選んでいただけるとは思いもしませんでしたが
孤独感を感じていた私にとって
コモンズのお仲間の方々に「認めてもらえた」という事実は
明るい未来を指し示していただきました。

そして「自分だけが」に陥りやすい主宰者にとって
同じ土俵で頑張っている同志(ナガオカだけが勝手に思っていますが)の存在は
「自分は一人ではない」というとてつもない安心感と
「自分はまだまだだな。もっと頑張らなくては」というモチベーションをもたらしてくれました。

一度だけではなく
この機会を基にOB会を主催して頂く事務局の方々のご厚情により
10年たった現在でもその「ご縁」は大切なものとして続いています。
「長期的投資」をミッションに掲げていらっしゃるコモンズ様の意図が
我々若輩起業家たちを前進させてくださっていることは間違いなさそうです。

第4回コモンズ投信周年イベントで、第3回SEEDCap応援先として登壇する長岡さん
長岡さんが応援先に選ばれたのは第3回目。
コモンズSEEDCapの寄付のしくみもまだできたてほやほやでしたから、わたしたち選定委員会もまだまだ試行錯誤の真っただ中だったことを思い出します。

その時候補に挙がった3人とも、活動のテーマは教育でした。
*現在は、違った社会課題に取り組む社会起業家から3人を選んでいます。
寄付金額も今の5分の1もいかない金額でした。

当時SEEDCap担当になったばかりの私は、寄付をお渡しするにとどめずに、ここからが始まりとばかりに、長岡さんたちの活動をこの目でと、まずは現地に赴きました。

ちょうど7年前の今ごろのことになります。

侍学園は、社会において自立した生活をおくることに困難を持つ若者たちが、自分らしく充実した人生を歩めるように後押しする、民間の共育施設です。
全ての学びを求める人のために、共に学ぶ「共育」を理念としています。

その侍学園の学園祭にお邪魔しました。

今でも、あの時の体育館での2時間を覚えています。
学園祭最後の恒例の学生さんたちひとりひとりの誓いの言葉の時間。
引きこもってしまった自分との葛藤の想いを、とても素直に、そして絞り出すように、ひとりひとりが話し終えるのを、そこに集まった観衆は、最大の応援の気持ちと共に聞き入りました。

生き辛さに向き合い、もがく若者たちの存在がそこにあり、そして日々あきらめずに寄り添う大人たちの存在がありました。

そして、少し遠く離れた場所にいるわたしたちも、「寄付」という形で想いを届けることができることをその時教えていただきました。

若者たちのことを、決して放っておきたくない気持ちを伝えることができる。

自分にとって本当は「どうでもよくない問題」に、誰かが自分に代わって対峙してくれている、その活動に、自分は「寄付」という形で参加することができる。

その「寄付」は決して大きくなくとも、その想いをもった人々が多く集まれば、それは大きな力となり、時に困難に打ちひしがれることもある社会起業家たち自身の背中を支えることもできるのです。

私たちコモンズ投信は、長岡さんを始めとするコモンズSEEDCapの応援先、そして社会起業家フォーラムの登壇者のみなさんから、「寄付」というお金の流れに、未来を信じる力が宿っていることを教えていただいてきました。


欲しい未来に「寄付」を贈ろう。

毎年春に社会起業家フォーラム登壇者のOBOG会を開催しています。
今年のOBOG会に、長岡さんの姿もありました。
長岡さんは、ご自分が経験したきたことを、次世代の社会起業家にも享受できたらと考えてくださっています。

すべては、より良い明日のために。

そして社会起業家フォーラムの次なる登壇者たちの多くは、OBOGのみなさん、そしてフォーラムに参加してくださっている参加者の推薦の中から選定されています。

今年10月5日に開催される第11回コモンズ社会起業家フォーラム。
そこに、長岡さんに続く、社会起業家たち12名が勢ぞろいします。
ぜひみなさまも会場へ!
あなたの心を揺り動かす社会起業家との出逢いが待っているかもしれません。

~・~・~参加者募集中~・~・~
第11回コモンズ社会起業家フォーラム
社会課題解決のため自ら行動を起こした12名の社会起業家たちが集結。
マイク一本たった7分間でその想いを伝えるスピーチリレーイベントへ
みなさまのご参加をお待ちしています。

2019年10月5日(土)13:00~16:00
東京都文京区@文京学院大学 仁愛ホール

第11回コモンズ社会起業家フォーラム 懇親会の部
2019年10月5日(土)16:15~18:00
東京都文京区@文京学院大学 ビーズダイニング

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「あたなにとって、SEEDCapに選ばれたことは、どんな意味がありましたか?」

昨日のブログでは、ファンドレイジング大賞2019で特別賞をコモンズ投信がいただいたことをご報告させていただきました。

さて、それでは改めて、コモンズSEEDCapというのは、寄付の受け手にとってどんな意味がある寄付のしくみなのでしょうか?

受賞のご報告をさせていただいたところ、過去の応援先の方々から、下記の声を届けていただきました。

「あたなにとって、SEEDCapに選ばれたことは、どんな意味がありましたか?」

第4回コモンズSEEDCap応援先マドレボニータ 吉岡マコさんより
会長渋澤と吉岡さん(2013年第5回社会起業家フォーラムでの授賞式にて) 


シードキャップに選んでいただいた頃は、ひたすら目の前の、「赤ちゃんを抱える産後女性」に向き合う日々でしたが、シードキャップで、老若男女問わずたくさんの理解と支援の声をいただき、これは改めて社会で支えていく問題であるということを、インストラクターもスタッフも、改めて自覚、実感した次第です。

そこから、カップル向けの講座やアプリ、法人向けプログラムなど、当事者の幅を広げてサービスを設計するようになりました。

わたしたちもコモンズのお仲間から推薦の声が戻って来た時に驚きました。
当初、女性からの指示が多いだろうという先入観をもっていたのですが、「奥さんの時には気づいてあげられなかったから」「自分の娘がそういう状況になったらと考えると」「パートナーが実際に産後うつとなりとても大変だったから」「これこそが少子化の対策になるのでは」と多くの男性からの推薦が寄せられたのです。

第5回コモンズSEEDCap応援先 かものはしプロジェクト 村田早耶香さんより
日経DUALにて対談
コモンズ投信さんのお客様と繋がることができました。
社会貢献意欲の高い長期投資家の皆さんと出会うことができ、サポーターとして応援してくださる方も増やすことができました!

そして、コモンズ投信さんという、とても良いイメージの企業さんに応援していただけて、「コモンズさんも応援しているんだね」というコメントをいただくことができました。

毎年春に投資先企業と共に開催するコモンズの周年イベントには、寄付先の方々にも登壇いただきます。
第6回の周年イベントでも、村田さんに登壇頂きました。その時ちょうどかものはしプロジェクトは、カンボジアにおいてこどもの人身売買に対する活動の成果をあげ、次にインドでの事業を始めるところでした。
周年イベントに参加された多くのコモンズのお仲間が、村田さんのお話に心動かされ、確実に成果をあげてきた団体の次なる挑戦を応援しようと、サポーター登録や寄付をするなど即座に行動に出られました。
自分の価値観をもって、これは投資(寄付)する価値がある、と感じられた時の行動力の速さにわたしたちも驚かされました。

第8回コモンズSEEDCap応援先 more treesの水谷伸吉さんより
more treesと共催でコモンズピクニックを長野県小諸で実現!


数ある社会課題の中から森林という分野が選ばれたことが嬉しかったですね。
その後、コモンズ投信の皆さんには資金的なサポートのみならず、イベントや告知などの面においても精力的に関わっていただき、親身になって「伴走」してくださった本当に心強い1年間でした。

また、過去のSEEDCap受賞者の方々に肩を並べるということは背筋が伸びる思いです。
決してこれまで手を抜いていたわけではありませんが(笑)、選ばれたことで、名に恥じぬよう、より活動を磨かねばと決意を新たにしたことをよく覚えています。

more treesの「都市と森を繋ぐ」というミッションは、わたしたちコモンズのお仲間たちと支援の現場を見事に繋いでくれました。それがコモンズピクニックにであり、間伐材でできた積み木を使ってのこどもトラストセミナー開催でした。

コモンズピクニックでは、more treesの活動の地である小諸にて、間伐の経験や、ワインなどの地場産業の見学を、お仲間やコモンズの社員と共に行うことができました。
水谷さんをはじめとするmore treesのみなさんは、普段から現地の方々との関係性を大切に培われてきています。そんな彼らのご案内ですから、わたしたちが目にできること、感じられることはプライスレスなものでした。
またこどもトラストセミナーは森林をテーマにこどもたちと共に学び、自分たちのお金の使い方がどういった未来に繋がっていくのか、そんなイメージをふくらますこともできました。
現在APORTでmore treesの新たな挑戦も応援中です!

さて、最後にこちらのラブレター(?)をご紹介させてください。

先日第9回コモンズSEEDCap応援先PIECES 小澤いぶきさんに応援期間終了の際にいただいたお手紙です。ご本人のご了承をいただき、ご紹介させていただきます。

渋澤さん 伊井さん 馬越さん コモンズ投信の皆様へ

いつもお世話になっております。
昨年SEEDCapに選らんでいただいてから、あっという間の一年でした。
その間ずっと伴走し、エンパワメントしていただき、本当にありがとうございました。

まだ小さく、周りから見たら海のものとも、山のものともわからない組織だったかと思います。そんな中、一緒に対話し、背中を押していただいたことで、東京でつくってきたモデルを水戸に展開するチャレンジをする一歩につながりました。

この1年の皆様の伴走を通して、コモンズ投信の方々がフットサルに参加してくださり、子どもたちに新たなつながりや出逢いが生まれ、新しい世界への扉が開きました。

また、私たちだけでは出会うことのなかった方々が、子どもたちとの未来を共につくる一員になり、関わってくださる機会が増えました。

保護者の方々向けのイベントやこどもトラストセミナーでのプログラムを通して、保護者の方々からの声を聞き、やっていることを子どもの日常に届ける方法を捉え直す機会をいただきました。

と思い返すと、この一年は皆様に伴走いただきながら、たくさんのギフトをつないでいただいた一年で感謝が溢れています。

このギフトを、子どもの孤立がない社会に、そして尊厳の尊重でつながる未来に紡いでいこうと強く思っています。
改めて本当にありがとうございました。
そして、これからも子どもの生きる世界に寛容な空気が巡る明日をつくるパートナーとして、是非ご一緒できますのを、楽しみにしております。
小澤いぶき

昨年の第10回コモンズ社会起業家フォーラムにて授賞式を開催
児童精神科医である小澤さんには、その立場から、子育てにおいて、今、何を大切にしたらいいのか、子育て中のお仲間たちとお話しするようなセミナーも開催していただきました。

すべてのこどもたちの成長を、みんなで見守っていくことができたら。。
その想いは、コモンズが目指す世界と共通しています。

このSEEDCapという寄付のしくみは、10年前、名もなき投資信託を運用販売する会社が長期投資のお仲間と共に始めた挑戦です。
最初は4万円、そして現在では101万円の寄付金額となり、伴走者としても、少しずつですが、力をつけることができてきました。

この寄付のしくみは、ファンドの運用販売と共に、コモンズ投信のミッションである「一人ひとりの未来を信じる力を合せて次の時代を共に拓く」を体現していくものです。
寄付も「未来への投資」と、わたしたちは考えているからです。

そして、コモンズSEEDCapらしさとは何か、、、そのことは常に、最終選考委員会でも問われ、議論を重ねるところです。

投資信託の会社を通して、コモンズのお仲間と社会課題に取り組む人々が繋がることができるしくみ、繋がることで、社会課題解決を多くの人が主体的に考えることができるしくみ、そして団体の活動を1ステージ押し上げることができたら、そんなことを願って、応援先を選定し、1年間伴走する、それがコモンズSEEDCapです。

現在は第10回目コモンズSEEDCapの受賞者 WITHALSの武藤将胤さんに対する応援期間が始まっています。



来る10月5日(土)開催の第11回コモンズ社会起業家フォーラムでは、武藤さんに対する第10回コモンズSEEDCap授賞式を開催。
また、11名の新しい仲間たち(スピーカー)の中から、未来のSEEDCap応援先が生まれるかもしれません。
ひとりでも多くのみなさまにフォーラムへご参加いただき、そして、このSEEDCapを未来に繋げるお仲間になっていただけたら幸いです!


コモンズ投信
寄付のしくみ担当
馬越裕子



【コモンズSEEDCapより】日本ファンドレイジング大賞 特別賞を受賞

この週末は、今年で記念すべき第10回を迎えるファンドレイジング日本2019(以下FRJ2019)に参加してきました。

FRJ2019を主催するのは、日本ファンドレイジング協会
2009年、コモンズ投信創業と同じ頃に立ち上がった同協会は、日本全国47都道府県から580人の発起人の賛同を受け、善意の資金(寄付から社会的投資まで)10兆円時代の実現を目指して設立されました。
民間非営利組織のファンドレイジング(資金集め)に関わる人々と、寄付など社会貢献に関心のある人々のためのNPOとして、認定ファンドレイザー資格制度やファンドレイジング・日本、子ども向けの社会貢献教育、遺贈寄付の推進、寄付白書の発行などに取り組んでいます。
FRJ第1回目の参加者は400名、そして「課題「解決」先進国になるために、何が必要なのか」をテーマにした今年は、参加者1950名を超えました。

全国の成功事例 地域密着型から、世界を舞台に活躍する団体の取り組みまで、豊富な事例で、ファンドレイジングの成功の秘訣を学ぶことができるセッションが各教室で開催され、参加者はより多くの学びを得ようと、教室から教室へと積極的に移動しながら、2日間熱心に講師陣の話に耳を傾けます。参加者同士で情報交換をする場も設けられており、満足度の非常に高いイベントになっています。

私馬越も1セッション未来は「こども」が創る、社会貢献教育プログラム
社会貢献“で”「こども」がかわる‼「おとな」もかわった⁉に登壇。
社会貢献教育に携わるメンバーと共に、こどもトラストセミナーでの主に寄付の教室についてお話をさせていただきました。

そして、最後にとても光栄で、嬉しい出来事が待っていました


コモンズ投信の寄付のしくみコモンズSEEDCap日本ファンドレイジング大賞2019の特別賞を受賞いたしました。


授賞理由は以下です。
「投資信託によって得られた利益を社会貢献団体に還元するのは、社会的投資の促進につながる取り組みであるため。」

みなさんと大切に育ててきたコモンズSEEDCapという寄付のしくみを、こうして評価していただけたことは、本当にありがたく、光栄なことでした。

会場には私が知っている限りでも数名コモンズのお仲間(受益者)もいらっしゃり、一緒に喜んでくださいました。
*こちらの写真は、審査員長と馬越が、イベントボランティアのみなさんと一緒に撮らせていただいた一枚ですが、撮ってくださったのは、コモンズのお仲間です。

コモンズSEEDCapは過去の社会起業家フォーラムの過去の登壇者の中から3名、コモンズの選考委員会が最終候補者を選定し、お仲間(受益者)のみなさんにもご協力いただきながら、最終的に1名の応援先を選びます。

お仲間も、社員も、最終選考委員会メンバーも、頭と心をフル稼働させて応援先を選びます。
そして決定後、応援先との関係は、寄付の授与に留まらず、イベントの共催やレターへの報告掲載など、1年間様々な形でコミュニケーションを重ねていきます。
それが最後には、対話の積み重ねによって信頼関係が築かれ、応援期間終了後も応援関係は続きます。

対話による信頼関係、これこそがコモンズSEEDCap が大切にしていること。
最初の寄付は「はじめましてのご挨拶」とばかりに、その後、寄付がうまく使われていくことを実感させていただきながら、彼/彼女たちの活動の意義を、わたしたちは、自分たちの価値観に変化を生みながら、感じ、捉えることができるようになっていきます。
お仲間の中には、ご自身でサポーターになることを決断し、支援を続けられる方も少なくありません。

信頼を築くことは、様々な可能性を生み出していきます。
未来を信じてより良い明日を共創していく可能性、社会課題解決に対して前向きに確実にそしてその活動を飛躍させる可能性をもっています。

早速、過去の応援先のみなさんにも受賞の報告をさせていただいたところ、お祝いの言葉を頂戴しました。
こちらは明日のブログにてご紹介させていただきますね。

この特別賞は、コモンズSEEDCapに関わってくださったすべての方々へ送られた賞です。
社会起業家フォーラムにご参加くださったり、スピーチ動画に耳を傾けてくださったりと、コモンズSEEDCapの選定と応援のプロセスに関わってくださる多くのお仲間のみなさまに、改めて心より御礼申し上げます。

コモンズSEEDCap担当 馬越

~・~・~参加者募集中~・~・~
第11回コモンズ社会起業家フォーラム
社会課題解決のため自ら行動を起こした12名の社会起業家たちが集結。
マイク一本たった7分間でその想いを伝えるスピーチリレーイベントへ
みなさまのご参加をお待ちしています。

2019年10月5日(土)13:00~16:00
東京都文京区@文京学院大学 仁愛ホール

第11回コモンズ社会起業家フォーラム 懇親会の部
2019年10月5日(土)16:15~18:00
東京都文京区@文京学院大学 ビーズダイニング

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感謝の集い:仙台 「応援」と「ありがとう」の連鎖

おはようございます。渋澤健です。三連休はいかがお過ごしでしたでしょうか。

昨日は、仙台でコモンズ投信10年「感謝の集い」を開催しました。三連休の中日で青空の行楽日和のところ、お集まりいただいたお仲間に感謝です!



まず、伊井と私からのオープニング、続いて伊井からコモンズ30ファンドザ・2020ビジョンの説明、そして私とのトーク・セッションで今までの10年を振り返りました。

5月の大阪6月の広島7月の金沢と続けてきている感謝の集いでは、「これから創りたい未来」を達成するために重要だと思われる3つのキーワード「健康」「働き方」「教育」をまとめており、バトンを受けた仙台の集いでは、これらから連想するキーワードを更に考えていただき、コモンズ投信の長期投資との関係性を考えました。


ほとんどが初対面同士でしたが、和気あいあいとディスカッションが盛り上がっているのを見て、「やはりコモンズ投信のお仲間たちは何かを共通点として持っているんだな」と感じました。それは、よりよい明日を目指す「未来を信じる力」ではないかと私は思います。


皆さんの発表をお伺いしながら、この3つのキーワードとコモンズ投信の長期投資の関係性がちょっと見えてきた感じがしました。

まず、自分や家族のこれからの未来のために「働き方」は重要です。やはり、生活のためにお金を稼ぐ必要があるからです。
そして、「働き方」には「健康」が大切です。また、時代が著しく変化している世の中の「働き方」のために、「リカレント教育(学びなおし・生涯教育)」も必要です。
「健康」「働き方」「教育」は、これから創りたい未来につながる私たちの「過ごし方」です。

投資とは自分が働いていないのにお金を稼ぐ虚業的な行為。そんな思いが日本社会では少なくありません。しかし、長期投資とは、投資先企業の社員の「働き方」(したがって、「健康」と「教育」)を応援している正々堂々とした行いです。経営者・社員の「働き方」がその企業の持続的な価値創造へとつながり、「応援に対するありがとう」がコモンズ投信で長期投資を実践しているお仲間へと還元されます。

私は、以前から「ありがとう」とは最高のリターンと思っています。なぜなら、「ありがとう」は、他の「ありがとう」へと連鎖するからです。今日の集いに集まってくださったお仲間も同じようなお考えを持っていらっしゃるようです!



さて、今回、私は秋田から仙台入りしました。秋田県と山形県の境の鳥海山(ちょうかいざん)が展望できる由利本荘市矢島町にある「東証上場の森」15周年記念で講演の機会をいただいたのです。


東証上場の森」は2004年に当時の東証の社長の土田正顕氏(株式会社化した東証の初代社長)の故郷の8ヘクタールの荒地に、そのときに上場していた会社数の2000本を植樹したCSR活動から始まりました。その後、会社上場の度に植樹したようですが、場所が少なくなり、3000本強で打ち切りになったよです。(現在は、3700社以上が上場。)

土曜日の講演には東証の宮原幸一郎社長もご参加され、温かく拍手で迎えていただきました。大勢の聴講者が熱心に耳を傾けてくださり、とてもすてきな雰囲気でした。私が頂戴した講演テーマは「人生100年時代を生きる~渋沢栄一 100の訓言~」でしたが、「森」と掛け合わせて、ふと思いました。


植樹するときに、その苗木がいずれ大木となり100年後には、そこが森になっていることを想像します。次の世代もその森を楽しめるような明るい未来を創りたいと思っています。

そういう意味で、人生100年。人生は、もちろん自分のこと。でも、人生100年というと、そこには世代を超える視点も芽生えます。次々の世代にも「今日よりも、よい明日」という未来を創りたい。植樹と同じようなイメージです

植樹することは「未来を信じる力」。コモンズ投信の長期投資も「未来を信じる力」。世代を超える「応援」と「ありがとう」の連鎖です。

「未来の信じる力」がすてきだなと思うのは、力の大小が関係ないことです。「未来を信じる力」は創りたい未来へとベクトルが合っていて、ベクトルが合っていれば、足し算、掛算でより大きな共創の力になれるんです。

これは、渋沢栄一の思想である「合本主義」(日本の資本主義の原点)と同じです。未来への「本」(もと)を合わせているんですから。

さあ、コモンズ投信の長期投資である「未来を信じる力」がいいね!と思われるお仲間たちとの「感謝の集い」は仙台から福岡へとバトンが渡されます。10月20日です!大勢のコモンズ投信のお仲間とご一緒できることが楽しみです!

武藤さんと出逢う『 NO LIMIT YOUR LIFE 』な時間

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第10回コモンズSEEDCap授賞式にご参加ください
~第11回コモンズ社会起業家フォーラムにて開催~
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こんにちは。
コモンズ投信馬越です。

先週から、「コモンズ社会起業家フォーラムってどんなイベントか?」知っていただくためのメルマガ連載をスタート。
今週は、社会起業家たちによる熱き7分間のスピーチリレーに加えて、毎年わたしたちが執り行っている大切な式についてのお知らせです!
第10回コモンズSEEDCap授賞式にぜひご参加ください。

コモンズ30ファンドを設定した初年度から、私たちの売り上げに当たる信託報酬の約1%を財源とし、社会起業家を応援する寄付プログラムを設けています。それがSEEDCap(シードキャップ)

今年度SEEDCapの応援先に選ばれたのは、「限界を作らない」そんな生き方をわたしたちに示してくださる一般社団法人WITH ALS武藤将胤(まさたね)さんです。
世界で 35 万人、日本には約1万人の患者がいるとされる難病 ALS(筋萎縮性側索硬化症)を2013年に発症した武藤さん。自身の体験を通じて世界中に周知し、認知・理解を拡大させることで、治療方法や支援制度を向上させることを目的として、WITH ALS の活動を行っています。

2018 年社会起業家フォーラムの登壇をお願いした際には、病状や体調によっては、登壇が難しくなる可能性も考えられました。しかし、本番当日、ひとつひとつの言葉を懸命に丁寧に絞り出すように、また、ときにユーモアを交えながら 7 分間のスピーチをやり切った武藤さんの「あきらめない姿勢」は、参加者に多くの気づきと勇気を与えました。
『 NO LIMIT YOUR LIFE 』
障害の有無にかかわらず、自らの人生に限界をつくらない、そんな生き方に心動かされた方から多くの推薦の声が寄せられました。そして最終選考委員会において、武藤さんの存在自体が、コモンズ投信の理念の中核である「未来を信じる力」を象徴しているということでコモンズ SEEDCap応援先にふさわしいという結論となりました。
詳しくは、プレスリリースをご覧ください

武藤さんは、今年8月、コモンズ投信のオフィスにも受賞のご挨拶に来てくださいました。
そこでコモンズ投信の社員との交流の時間もいただくことができました。

社員からの質問に気さくに答えてくださった武藤さん。

ここで、昨年の登壇の際の気持ちや、SEEDCap受賞についての想いも語ってくださいました。武藤さんのこのお話は、社会起業家フォーラム当日にも会場にてお聞きいただくことができます。

また「この寄付のしくみコモンズSEEDCapの候補は、どのように選んでいるのですか?」というお問い合わせも多く、コモンズのオフィスに寄せられるようになりました。

毎年春に、過去の社会起業家フォーラムの登壇者の中から3名の最終候補者を選び、コモンズ30ファンドの受益者の方から推薦の声をいただきながら、最終選考委員会において選定しています。
「その時にコモンズ投信が関わることで更なるステージにあがることのできる人物、団体の事業であること」が最終的な決め手となっています。
今年10月5日のフォーラムの登壇者の中からも、未来のSEEDCap応援先が誕生するかもしれません。
どの登壇者のスピーチがあなたの心を動かしたか、ぜひわたしたちに教えてください。
コモンズSEEDCapは、コモンズ30ファンドのみなさまと共につくっている寄付のしくみです。

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第11回コモンズ社会起業家フォーラム
社会課題解決のため自ら行動を起こした12名の社会起業家たちが集結。
マイク一本たった7分間でその想いを伝えるスピーチリレーイベントへ
みなさまのご参加をお待ちしています。
 

2019年10月5日(土)13:00~16:00
東京都文京区@文京学院大学 仁愛ホール
https://www.commons30.jp/seminars/detail/875

第11回コモンズ社会起業家フォーラム 懇親会の部
 

2019年10月5日(土)16:15~18:00
東京都文京区@文京学院大学 ビーズダイニング
https://commonsforum11.peatix.com/
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集い コモンズの礎

おはようございます。渋澤健です。

関東地域は台風の影響で朝の出勤が困難であったと思います。安全第一で、どうぞお気をつけください。

私は、日曜日に札幌に日帰り出張の予定が入っていましたが、台風の進路を見て、飛行機を月曜日の朝に変更することができました。

さて、今回のテーマは「集い」です。これは、コモンズ投信の社名の由来であるCommon Ground(共有地)と同じ類のワードですね。色々な立場の方々が、ひとつのことに共感して集まることですから。


コモンズに集う方々は何に共感しているのでしょうか。

もちろん、コモンズ投信の長期的な運用成果への期待もあるでしょう。そして、それは言い換えれば「未来を信じる力」を持っていることだと思います。

この力は、とてもとても大切。人生100年であれば、不可欠と言っても過言ではないでしょう。

大人数の集いではいつも大きなエネルギーを感じます。同じベクトルに向いている方々がたくさん集まれば、そこには足し算、掛算の効果があるからだと思います。

また、少人数の集いでは、その場、その時にしかないプレシャス感があります。なぜなら、皆、「未来を信じる力」に共感して集まっているからです。

コモンズ30ファンドを設定してから10年を経て、今までのコモンズ投信を支えていただいた全国の方々へ感謝の気持ちをお届けしたい。現在そんな企画を実施中です。

「感謝の集い~わたしたちがこれから創りたい未来~」

5月の大阪6月の広島7月の金沢と続いており、次回は9月15日(日)に仙台へ訪れます

各地域で「これから創りたい未来」について大事なキーワードを考えていただき、次の地域へバトンタッチするという試みです。

ぜひとも、金沢からの想いを仙台エリアの皆さまに受け取っていただき、次の地域へと送っていただきたいと思います。ご参加をお待ちしております! どうぞよろしくお願いいたします。

お申し込みは→ < こ ち ら >



コモンズ社会起業家フォーラムって、どんなイベント??

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~あなたの「未来を信じる力」を呼び覚ます7分間~
 社会課題解決のため自ら行動を起こした12名の社会起業家たちが集結。
マイク一本たった7分間でその想いを伝えるスピーチリレーイベントへ
みなさまのご参加をお待ちしています。
11回コモンズ社会起業家フォーラム
2019105()13:0016:00
東京都文京区@文京学院大学 仁愛ホール

11回コモンズ社会起業家フォーラム 懇親会の部
2019105()16:1518:00
東京都文京区@文京学院大学 ビーズダイニング


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こんにちは。
コモンズ投信馬越です。
11回コモンズ社会起業家フォーラム開催まであと1か月となりました!
さて、社会起業家フォーラムといってもいったいどんなイベントなの?と思われる方もいらっしゃることと思います。
さて今日は、今まで参加してくださった方の感想の声や、実際にスタッフとしても参加している社員の声をご紹介いたします。

□コモンズ投信を通して寄付の世界を知ってくださったお仲間(ファンド保有者)の声□

「社会のさまざまな課題に気づき、課題解決に取り組む人を、お金を通じて支えるのが金融の本来の役割です。
社会起業家フォーラムは、この金融の本来の意味と、寄付という社会参加の素晴らしさを教えてくれた大切な存在です。

2014年に初めて参加して以来、多様な社会課題を知り、関心を持ち、登壇した方々の団体を寄付で応援するようになりました。
フォーラムがなければ、自分の中で「投資」と「寄付」がつながることはなかったでしょう。
たくさんの人とのつながりも頂き、とても感謝しています!」

こちらのお仲間は、ご自身のブログで、毎年、社会起業家フォーラムのことをとりあげてくださっています!
ぜひこちらもお読みください。

★ブログ「セルフ・リライアンスという生き方」
~投資信託を中心にいい会社、いい事業にコツコツ長期投資。 社会とつながるソーシャルな投資や寄付も実践中。~
コモンズ投信の第10回コモンズ社会起業家フォーラム

□コモンズ投信創業以来顧客業務を担当するコモンズのメンバー 川端□

「フォーラムは、日常(普段)生活の大切さをあらためて感じることができる場です。
普通に生活している中で容易に知ることができない社会的課題について向き合うことができ、それによって思考などのキャパを広げることができます。

フォーラムでは、元気をもらうことができます。
7分という短い時間でも登壇者の数のパターンのパワーを享受できるところが魅力です。    
時間がなくても気になる団体のみ話を聞くこともできるので、お気軽にご参加ください!」

参加者の感想コメントや当日の様子は下記動画やブログからもご覧いただけます。

コモンズ投信 社会起業家フォーラム2018 VOICE動画

昨年のフォーラムのブログ

昨年は、参加申込者は380名を超え、想いとマイクだけを手にした社会起業家たちのスピーチは、多くの参加者の心を動かし、ここでの出逢いが【主体的な一歩】を生み出してきました。
11回社会起業家フォーラムは参加者500名を目指しています。

介護、自然エネルギー、難民、胎児ホットライン、こども食堂、救命訓練、ごみ、外国人児童の学習支援など、様々な社会課題に取り組むリーダーたちの熱い想いの7分間を、より多くの方々に聞いていただきたいと願っています。
ぜひお友達同士で、親子で、ご夫婦で、お誘いあわせの上、奮ってのご参加をお待ちしております。

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11回コモンズ社会起業家フォーラム
2019105()13:0016:00
東京都文京区@文京学院大学 仁愛ホール

11回コモンズ社会起業家フォーラム 懇親会の部
2019105()16:1518:00
東京都文京区@文京学院大学 ビーズダイニング
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懇親会では、フォーラム登壇者OBOGのセツションが実現します。
10回登壇者 塚本サイコさん監修の「Natural,Organic,Farm to Table」をコンセプトしたスペシャルパーティーフードに、とっても特別なコラボ食材が揃います!
9回フォーラム登壇者の長谷川琢也さんのフィッシャーマン・ジャパンより魚介類を!
7回フォーラム登壇者の宮治勇輔さんよりみやじ豚を!
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こどもトラストセミナーで「めざせ!空気博士」2019 イベントレポート

2019年8月22日(木)東京新宿にあるダイキンのショールーム『フーハ』に空気博士になりたいこどもたちが集まってきました。暑い外を歩いてきたので、冷房が効いたセミナールームに入ると早くもエアコンのありがたさを感じます。
白衣を着て、さっそく空気について勉強をはじめます。

過去最高気温が高かったのはどちら?
北海道旭川市or沖縄県那覇市?

今日空気について教えてくれるのは高橋先生。このこども向けワークショップを初回から教えているベテラン先生です。
まずは温暖化クイズで頭の体操。
続いてエアコンが空気を冷やす仕組について勉強します。

座学が終わるといよいよエアコンの解体開始!

兄弟やテーブルのお友達と協力しながら、先生の手順に従ってひとつひとつパーツを取り外していきます。
エアコン本体が空っぽになるまでどんどん解体を進めていきます。
次は室外機。室外機は先生のまわりに集まって見ます。


エアコン解体が終わるとガイドのお姉さんとダイキンのショールーム、フーハの中を探検に出発!!
フーハには様々な色・形・大きさ・用途のエアコンが所狭しと並んでいます。
きれいな色。お風呂や台所用の小さいもの。外用。

部屋に戻ったら、親御さんとこども分かれて・・

こどもたちはここからお仕事です。
コモンズのこどもトラストセミナー恒例「こども投資会議」です。
「こども投資会議」はコモンズのファンドを通して間接的な株主であるこどもたちに「議題:ダイキンに投資し続けてもよいか?」について話し合ってもらう会議です。今回以下の4つの観点からダイキンさんをみていきました(続けてこどもたちからの意見と結論)

1.この会社がなくなったらどうなっちゃう?
 ・エアコンがなくなる
 ・暑かったり寒かったりとても不快
 ・病気の人が増える
 結論:とても困る
 
2.この会社の人は一生懸命働いていた?
 ・とても真面目に働いていた
 ・やさしかった
 ・工夫していた
 結論:一生懸命まじめに働いて工夫していた

3.この先どういう場所や人たちにエアコンが売れると思う?
 ・もっとあつくなったところ
 ・まだエアコンのないところ
 ・安いエアコンが売れると思う
 結論:エアコンが必要な場所が世界にはいっぱいあってこの先もまだまだ売れる

4.この会社のどこかすごい/おもしろいと思った?
 ・部品がいっぱいなところ
 ・色々な場所や場合のことを考えている
 ・外でも使えるエアコンなんてすごいと思った
 ・画期的なアイデアがあった
 ・色がたくさんあってきれいだった
 ・お客さんのこういうのがあったらいいなという声をよくきいて作っている
 結論:他の会社がまねできないすごいところがいっぱいある

以上のことを総合的に判断して、全員一致で投資を継続することに決定しました。

こども投資会議の間、親御さん向けには伊井から、なぜコモンズ投信がダイキンに投資しているのか、ダイキンの強さ・投資先企業としての魅力についてお話させていただきました。
「しゃちょうさんへのてがみ」ではそんなダイキンを率いる社長さんに絵手紙を書きます。

こどもたちはなんて書いたらいいかわからない、いうことない、と言いながらも
結局時間をオーバーして一生懸命お手紙を書きました。


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投資先企業とのコラボセミナーでは各企業の「働く現場」にこどもたちとお邪魔して見学・体験させてもらっています。大人が働く現場を直接見ることはこどもにとっても珍しく、知らなかったこと、働くことの大切さを学べる、いい機会です。
一つ一つの企業活動の営みが社会を作り、そしてそれを応援することが「投資」であることを体験を通じて知ってほしいという想いから定期的に実施しています。

また、担当者としても、こどもの視点でわかりやすい言葉で会社や投資を説明するには、本質をシンプルに語る必要があります。これはとても頭の体操、本質の整理になり、こどもたちから教わることは多いといつも感心(改心?)します。

改めまして、準備から当日の開催まで、多大なるご協力をいただきましたダイキン工業の皆さん、今回も大変お世話になりました!