感謝の集い:仙台 「応援」と「ありがとう」の連鎖

おはようございます。渋澤健です。三連休はいかがお過ごしでしたでしょうか。

昨日は、仙台でコモンズ投信10年「感謝の集い」を開催しました。三連休の中日で青空の行楽日和のところ、お集まりいただいたお仲間に感謝です!



まず、伊井と私からのオープニング、続いて伊井からコモンズ30ファンドザ・2020ビジョンの説明、そして私とのトーク・セッションで今までの10年を振り返りました。

5月の大阪6月の広島7月の金沢と続けてきている感謝の集いでは、「これから創りたい未来」を達成するために重要だと思われる3つのキーワード「健康」「働き方」「教育」をまとめており、バトンを受けた仙台の集いでは、これらから連想するキーワードを更に考えていただき、コモンズ投信の長期投資との関係性を考えました。


ほとんどが初対面同士でしたが、和気あいあいとディスカッションが盛り上がっているのを見て、「やはりコモンズ投信のお仲間たちは何かを共通点として持っているんだな」と感じました。それは、よりよい明日を目指す「未来を信じる力」ではないかと私は思います。


皆さんの発表をお伺いしながら、この3つのキーワードとコモンズ投信の長期投資の関係性がちょっと見えてきた感じがしました。

まず、自分や家族のこれからの未来のために「働き方」は重要です。やはり、生活のためにお金を稼ぐ必要があるからです。
そして、「働き方」には「健康」が大切です。また、時代が著しく変化している世の中の「働き方」のために、「リカレント教育(学びなおし・生涯教育)」も必要です。
「健康」「働き方」「教育」は、これから創りたい未来につながる私たちの「過ごし方」です。

投資とは自分が働いていないのにお金を稼ぐ虚業的な行為。そんな思いが日本社会では少なくありません。しかし、長期投資とは、投資先企業の社員の「働き方」(したがって、「健康」と「教育」)を応援している正々堂々とした行いです。経営者・社員の「働き方」がその企業の持続的な価値創造へとつながり、「応援に対するありがとう」がコモンズ投信で長期投資を実践しているお仲間へと還元されます。

私は、以前から「ありがとう」とは最高のリターンと思っています。なぜなら、「ありがとう」は、他の「ありがとう」へと連鎖するからです。今日の集いに集まってくださったお仲間も同じようなお考えを持っていらっしゃるようです!



さて、今回、私は秋田から仙台入りしました。秋田県と山形県の境の鳥海山(ちょうかいざん)が展望できる由利本荘市矢島町にある「東証上場の森」15周年記念で講演の機会をいただいたのです。


東証上場の森」は2004年に当時の東証の社長の土田正顕氏(株式会社化した東証の初代社長)の故郷の8ヘクタールの荒地に、そのときに上場していた会社数の2000本を植樹したCSR活動から始まりました。その後、会社上場の度に植樹したようですが、場所が少なくなり、3000本強で打ち切りになったよです。(現在は、3700社以上が上場。)

土曜日の講演には東証の宮原幸一郎社長もご参加され、温かく拍手で迎えていただきました。大勢の聴講者が熱心に耳を傾けてくださり、とてもすてきな雰囲気でした。私が頂戴した講演テーマは「人生100年時代を生きる~渋沢栄一 100の訓言~」でしたが、「森」と掛け合わせて、ふと思いました。


植樹するときに、その苗木がいずれ大木となり100年後には、そこが森になっていることを想像します。次の世代もその森を楽しめるような明るい未来を創りたいと思っています。

そういう意味で、人生100年。人生は、もちろん自分のこと。でも、人生100年というと、そこには世代を超える視点も芽生えます。次々の世代にも「今日よりも、よい明日」という未来を創りたい。植樹と同じようなイメージです

植樹することは「未来を信じる力」。コモンズ投信の長期投資も「未来を信じる力」。世代を超える「応援」と「ありがとう」の連鎖です。

「未来の信じる力」がすてきだなと思うのは、力の大小が関係ないことです。「未来を信じる力」は創りたい未来へとベクトルが合っていて、ベクトルが合っていれば、足し算、掛算でより大きな共創の力になれるんです。

これは、渋沢栄一の思想である「合本主義」(日本の資本主義の原点)と同じです。未来への「本」(もと)を合わせているんですから。

さあ、コモンズ投信の長期投資である「未来を信じる力」がいいね!と思われるお仲間たちとの「感謝の集い」は仙台から福岡へとバトンが渡されます。10月20日です!大勢のコモンズ投信のお仲間とご一緒できることが楽しみです!