個人マネーの追い風が吹く日本株投信

こんにちは。渋澤です。「日本株投信に個人マネー」が2年ぶりの高水準であるというニュースが昨日(16日)の日本経済新聞の一面に掲載されていました。これは、とても喜ばしいことです。特に、2009年1月という日本株式市場の「氷河時代」に長期投資のコモンズ30ファンドを設定したコモンズ投信の考えに時代が追い付いてくれたという感じがしています。



ただ、


「中国株安などで世界の市場が荒れるなかでも日本株は堅調さを保っており、先高期待を持つ個人が増えているため」という解説は、かなり短期的で、ちょっと残念。むしろ、ポイントは同じ記事で示してあるようにNISAの導入により「投資家の視野が拡大している」ことが重要だと思います。

また、「コーポレートガバナンスへの意識が高まる」ことも、時代の潮流を示しています。

しかしながら、「資本効率を重視する投信が人気を集めている」「自己資本率ROEが高い銘柄を多く組み入れる」ということ」だけに注目が集まると、そもそも日本企業におけるコーポレートガバナンスの本質を見逃してしまいます。

私が思うコーポレートガバナンスの本質とは、企業の持続的成長の基盤となる「対話」です。当たり前の話ですが、持続的な成長が可能な企業は、長期的に株価が上昇する可能性が高いです。

個人マネー、特に、「金余り」の年配世代だけではなく、これからのストックづくりに努める現役世代が企業との「対話」に取り込む機会を設けることは投信業界の使命だと思っています。

コモンズ投信は、たとえば、9月11日に開催する女性の活躍セミナーコモンズ30ファンドの投資先企業であるダイキン工業をお招きしますが、単にROE向上だけではなく、人材の多様性など非財務的な「見えない価値」も企業の持続的成長に極めて重要な要素です。


ぜひ、コモンズの対話に、これからもご一緒に参加してください!