「シートベルトをおしめ下さい!」


 伊井です。

 「世界の株式相場は、乱気流に突入しましたので、しばらくはシートベルトをしっかりとお締め下さい。」





昨日の欧米株の急落を受けて、本日の日本株も大きく下落しました。日経平均株価で、597円安、約3%の下落になりました。7月上旬も、ギリシャ問題と中国株の急落で、同じように乱気流に突入し、日経平均株価は19,115円まで下げました。今回の下げ局面でも、まずは、この直近安値19,115円が下値の節目として意識されます。それを下回った場合は、19,000円の大台と200日の移動平均線18,967円が下値支持線となります。

今回の下落の背景は、①新興国経済の不振が中国景気の減速に伴い、先進国経済まで波及する懸念が深まってきたこと。②人民元の切り下げが、その他アジア地域にも広がる不安、③米国の利上げが近づいてきたことなどがあげられます。いずれも見極めに少々時間がかかると思いますが、大きなショックにつながるとは考えていません。

先日、コモンズ30ファンドの投資先企業の著名な社長が、コモンズオフィスに対話に来てくださいました。業績は絶好調ですが、そんな時だからこそ、新しく意欲的なチャレンジにも取り組んでおられます。チャレンジ以外にも、外国人社員の方々から、技術だけでなくその企業文化にも親しみを持たれているエピソードなども伺いました。どんな環境の変化があってもこうした企業は「強い」と改めて思いました。株価が一時的に下落しても、こうした企業はしっかりと企業価値に見合うレベルに、株価を戻してくることでしょう。

 乱気流に突入したときこそ、パイロットの手腕が発揮されます。コモンズ30ファンドもザ・2020ビジョンも気流に突入していますが、ベテランパイロットがしっかりと操縦して参ります。
  引き続き、よろしくお願いいたします。

  また、本日は、お客さまからの買い注文件数も今年最高件数となり、コモンズの職場も皆さまからのお電話などで活気に満ちていました。どうもありがとうございました!運用報告のセミナーも沢山、用意させていただいています。お時間が合うようでしたら是非、お越しください。