<9周年イベントプレゼン抄訳>       コマツ「ダントツをキーワードに新たな成長ステージを目指す」

<企業との対話プレゼン>
コマツ
経営管理部 IRグループGM 横尾和浩さま
「ダントツをキーワードに新たな成長ステージを目指す」

当社はダントツ商品、ダントツサービス、ダントツソリューションによって、顧客に対する付加価値の増大を図るとともにビジネスにおける事業領域を拡大し、成長を目指しています。

では、ダントツとは何か、ということですが、2、3年は他の企業がその技術を真似しようとしても、追いつけない類の商品、サービスのことです。
具体的には、ハードとソフトを組み合わせることによって、製品、サービス、ソリューションの価値を高めます。これをやらないと、日本のメーカーは世界で戦えないでしょう。
ソリューションの事例の一つにICT建機とスマートコンストラクションがあります。
ICT建機は、人工衛星による位置情報などを使って建機の位置を特定し、実際に施工する際の操作をサポートします。

このICT建機を活用するため、測量ドローンやソフトウェアなどをパッケージ化し、レンタルするのが、スマートコンストラクションです。
建設現場は今、慢性的な人手不足に陥っており、今後、さらに深刻化するでしょう。
だからこそ、ICT建機を用いて作業現場を効率化する必要があるのです。

もう一つの事例である無人ダンプはオーストラリア、カナダ、チリの鉱山で稼働しているのですが、高さ7メートル、総積載量300トンという巨大なダンプが、無人で動いています。

鉱山現場は過酷な環境に加え、ヒューマンエラーに起因する重大な人身事故のリスクもあります。
無人ダンプを遠隔操作することで作業者の負担が減り、安全性も大幅に改善します。
また無人なので、コストも大きく下がります。
こうした次世代の建機を、サービスやソリューションと共に提供し、次の成長ステージを目指してまいります。

*横尾さまのスピーチ動画はコモンズTVでもご覧いただけます。