焦る必要ないつみたて投資


おはようございます。渋澤健です。

週末は全国的に春が広まりましたが、株式市場では再び冬型の嵐が吹き始めましたね。



主な原因は二年目に入ったトランプ大統領の焦りです。自分の支援者層が喜ぶと思っているのか、経済専門家の主要スタッフの意見を払い除けて、鉄鋼とアルミニウムの輸入品関税や中国による知的財産の侵害があるという理由で制裁措置を署名しました。

中国も「全ての選択肢を視野に入れている」と後退りしない姿勢を見せています。世界第一と第二の経済大国の貿易戦争へ展開すると株式市場では動揺が走り、年末の減税法案の設立による「ゴールディロックス相場」の追い風への期待が、トランプの茶番劇であっさりと裏切られました。

一方、日本では働き方改革関連法案の成立など安倍政権が目指している政策の道筋が見えなくなっています。森友学園に関する決裁文書の改ざん問題により、鉄板と思われていた安定政権の行方に疑問視が増え始めています。

しかしながら、長期投資の視点であれば、特に嘆く必要はありません。



季節が変わるように、順境のときもあれば、逆境のときもある。そのときに、焦らず、動揺せず、こつこつと積み立て投資を継続することが大事です。



土曜日には帯広で開催されたセミナーで、AIIOT、バイオなどの発展による第四次産業革命における働き方の変化や将来に備える資産形成について、ソフィアバンク代表の藤沢久美さんと対談しました。その話の流れで、現地でお世話になっているAさんがご自身のつみたて投資の実績を会場で共有していただきました。

うれしいことに、コモンズ投信と最初に出会った2010年から、平均で毎月7000円を積み立てくださっているそうです。コモンズでつみたて投資を開始した翌年の2011年には大震災・原発事件など日本の経済社会が大きく打撃を受けました。ところが、Aさんはめげることなく、こつこつとつみたて投資を継続しました。

その結果、(株式市場が大幅に下落した後の)土曜日の朝の段階でマイ・コモンズでご自身の口座を調べてみたら、月7000円の長期投資が、百万円ぐらいの残高に積み上がっていたと笑顔で教えていただきました。

目先がわからない。そんなときこそ、つみたて投資です。焦る必要、全くありません。時間が味方になってくれます。順境の後には逆境が訪れるかもしれませんが、逆境の後には順境が訪れます。

未来を信じる力を合わせること。それが、コモンズ投信の長期投資です。