新しい時代へワクワク
おはようございます。渋澤健です。 平成時代の最後の12月31日を迎えました。2018年は格言によると「戌笑う」はずでしたが、結果的には尻尾を巻いた結果になりましたね。でも、私はワクワクしています。ひとつの時代が終えれば、必ず新しい時代が始まるからです。長期的な大局観では、そのような展開が見えています。
どのような新しい時代になるのか。それは、はっきりと見えません。だから、「見えない未来を信じる力」が大事なんです。
技術革新が進むことには間違いないでしょう。ただ、技術革新があるから好景気ということでもありません。例えば、第二次産業革命の曙に日本では明治維新がありました。新しい時代の始まりです。
でも、その時の世界情勢とは1873年から1896年まで続いた「大不況」がありました。この期間、経済成長はマイナスにはならなかったです。ただ、石油や電力という新エネルギー、そして、鉄鋼という新素材などの技術革新により生産性が飛躍的に高まり、価格下落と失業を招きました。当時の各国は関税など自国主義が入り乱れた時代です。
ということは、現在の第四次産業革命です。これからの見通しが良くないのかと不安になるかもしれません。でも、1900年から現在まで、人類史上で最悪なこともありましたが、最高なこともあったのです。もし、1873年から現在まで、つみたて投資を継続していたら、、、すごいことになっているでしょうね!
"History doesn't repeat itself, but it does rhyme." 「トム・ソーヤの冒険」など名作の著者である作家マーク・トウェインの名言ですが、全く同じことが繰り返すことがないが、そこにはリズム感があると考えて良いと思います。
一直線の右肩上がりが永遠と続くことはない。けれども、ずっと下がり続けることもない。ということも言えます。下がれば下がるほど割安感が増して、その後の上昇が期待できるのです。だから、焦らず、見えない未来にワクワクしながら、つみたて投資を継続して、つみたて投資を始めて、保有する投資信託の口数という資産をコツコツと増やしましょう。
今年の株価。来期の企業業績。これら短期的な動向を確認することは大事ですが、人生100年の時代において、新しい時代がこれから始まるという大局観における資産形成の実践がとても大事です。
その大局観において理に適っている資産形成の行動が、つみたて投資です。新しい時代のひとつの要素として、つみたて投資が脇役から主役になる。そんな予兆を感じています。
コモンズ投信のお仲間の皆様、今年も長期投資にご一緒させていただき本当にありがとうございました。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。