シスメックス本社に訪問しました



渋澤健です。本日は、神戸への出張の際にコモンズ30ファンドの投資先であるシスメックス本社に訪問しました。ファンドが設定された2009年の初期に投資させてもらった企業で、その後、順調に海外事業の展開となり業績向上に伴う株価上昇でポートフォリオの運用実績に貢献している優良企業です。

先日発表になりましたが、IR協議会の2015年度IR優良企業賞受賞企業を(同じく投資先である味の素と一緒に)大賞を受賞されたシスメクッスは、私たちのお仲間(受益者)との対話にいつも協力的でいらっしゃって本当にありがたいです。

シスメックスはヘモトロージ(血球分析機器)のグローバルシェアを一位を誇る会社であり、現在、海外の売り上げ比率は80%ほどです。世界において190各国(ということは、ほぼ全て)でシスメックスの製品が使われていることになります。また、今後は免疫分野にも自社のノウハウを活かして事業発展を目指していらっしゃいます。数値でわかるシスメックスが、わかりやすいので、ぜひ、ご参照ください。

私自身が本社に訪れたのは今日で初めてでした。写真のきれいな建物は、実は貸しビルで「本社」は最上階の一フロアだけ。シスメックスの「頭脳」は、ここにあると言えるかもしれませんが、「心臓」や「身体」は、同じ兵庫県内にあるテクノパーク(研究開発拠点)、アイスクエア(生産拠点)、ソリューションセンター(販売・サービス&サポート拠点)にありあります。こちらも、バーチャルツアーで施設見学できますので、よろしかったら覗いてみてください。

今日の面談の最後の方では途上国ビジネスで話が盛り上がりました。まだ、インフラが整っていないので、同社のハイエンド機器が本格的に進入できるには、もうちょっと年月がかかるでしょう。ただ、ヘモトロジーのビジネスは血球を数えること。そして、当たり前のことですが、血球は人口増と比例します。今世紀で最も人口が増える、そして、感染症に悩まされるアフリカなど途上国です。今までの自分の経験した国際保健の仕事などで、ちょっとお手伝いできる側面も見えてきたなと思いました。