あの人は、今

こんにちは。
SEEDCap担当のうまごえです。

さて、去る10月3日に開催しましたコモンズ社会起業家フォーラムでは、コモンズ投信の寄付のしくみコモンズSEEDCap(シードキャップ)の取り組みに対して、多くの参加者の方々より嬉しいご賛同を声をいただくことができました。


「世の中を前向きにとらえようと、かえようとする動きを応援する素敵な試みだと思います」
「世の中をよくする方向にお金を使いたいと思っていますので、投資と寄付は似ていると思います。コモンズSEEDCapに触発されて寄付を始めました」
「とても良い取り組み。コモンズの魅力のひとつ。是非これからも継続してほしい」


そして、「過去の応援先の方々の現在の活動状況も是非知りたい!」というリクエストもいただきました。

そうしたご要望に喜んでお応えすべく、本日は第3回コモンズSEEDCap応援先の認定NPO法侍学園 スクオーラ・今人 理事長 長岡秀貴さんの新たなる挑戦についてご紹介いたします。

侍学園 スクオーラ・今人とは?
社会において自立した生活をおくることに困難を持つ若者たちが、自分らしく充実した人生を歩めるように後押しする、民間の共育施設です。全ての学びを求める人のために、共に学ぶ「共育」を理念としています。

侍学園 長岡さんが社会起業家フォーラムに登壇されたのは第1回目の時のこと。

それから2年後のSEEDCapで第3回目の応援先に選ばれました。

*受賞した年に伺った学園祭にて

 *第4回周年行事の際に、コモンズのお仲間のみなさんに活動のご報告をいただきました。



昨年は著書「サムライフ」が映画化され話題に!
コモンズ投信会長も拝見し、自身のブログにこう書き残しています!

「「必要実感欲」を見失った若者たちへ手を差し伸べ、みんなが「幸せ」な国づくり。

大きな夢です。必ず実現させたいですね。」

そして今年長岡さんは新たに決意を固めました。

「侍学園」を新たに沖縄にもつくる!という挑戦。

沖縄県内の不登校児童生徒数は全国平均を大きく上回っています。
 そしてそのまま年齢を重ね、社会参加できない若者の数は全国ワースト1位。
沖縄県内の15~34歳のニート(若年無業者)の割合が2013~14年の2年連続で全国ワースト1位。
全国は緩やかに減少する一方で県内は増加傾向。2014年の県内は4.6%で全国2.1%の約2.2倍。 卒業後の進路が決まっていない中高校生の割合もそれぞれ全国で最も高く、就職や進学など若者をとりまく課題が浮き彫りになっているといいます。

沖縄に通い始めて3年になる長岡さんは、目の前の「助けて」を見逃すことができません。
こどもたちの不登校や参加不全等の問題は、どこかで誰かがこの「負の連鎖」を断ち切る必要があります。
そこで長岡さんら侍学園のメンバーは沖縄の地に新しい学び舎を設立することを決めました。

そしてその沖縄校の立ち上げに必要とされる資金の寄付集めを、gooddooジャパンギビングを通して行っています。

gooddoは第7回フォーラム登壇者下垣圭介さんが代表を、ジャパンギビングは第1回フォーラム登壇者の佐藤大吾さんが代表をつとめる寄付のためのポータルサイトです。



社会起業家同士の横の繋がりがあってこそ、社会課題の解決の実現がスピードアップされていく。
そんなことを感じさせてくれる彼等の連携プレーがあります。

この動きに、是非ご注目ください!


また下垣さんと佐藤さんのおふたりは、12月5日(土)開催のコモンズ「ソーシャル・アクション」教室に再登場しますよ!

その会場には、第1回SEEDCap応援先だった認定NPO法人ACE代表理事の岩附由香さん、第5回応援先の認定NPO法人マドレボニータ代表の吉岡マコさんも登場します!






是非是非「かれらのその後」のお話を聞きにいらしてください。
12月5日(土)東京・文京学院大学会場にてお待ちしております!

マーケティング部SEDCap担当 馬越裕子