だから、長期の積立投資。だから、アクティブ投資。


こんにちは。渋澤健です。  

ひょっとして人類の歴史において、長期投資を始めたもっとも最悪のタイミングは1989年の年末の日本の株式市場。バブル期のピークでした。

その時にスポット購入で日経225のファンドに投資していたら、未だに-50%ぐらいです。

だから、日本の株式投資はダメなんだ。長期投資なんてデタラメだ。25年間も投資して、一回も赤字から浮上したことない。

という評価が一般的でしょう。

ただ、これは1989年の年末にスポット購入した場合。

全く同じタイミングで、仮に毎月定額の積立投資をした場合はどうでしょう。スポット購入の場合は一回も黒字化しなかった投資が、積立投資の場合は、過去数回の黒字化の時期がありましたし、現在では40%強です。

年率に直すと25年間の投資が1.6%という計算になるので、大した収益率ではありません。でも、人類の歴史においてもっとも最悪なタイミングで長期投資を始めた、ということを考えると悪くないですね。

また、同じ期間に株価が倍以上になっている東証一部の企業は全体の約10%、170社以上あります。なぜ、株価が倍以上になった理由は簡単です。その期間に持続的な価値創造を果たした企業だったからです。もし、このような会社に投資できていたら、もっと収益率が高いということは一目瞭然です。

だから、日本株式投資は、長期な積み立てで。だから、全体や平均というインデックス投資ではなく、持続的成長の可能性が高い企業へのアクティブ投資。 コモンズ投信は、そう思います。