あれは、まだ暑い日のことでした~立教池袋・数理研究部さんとの時間 その①~

あれはまだ暑い日のことでした。

今年の夏、どうしんたんだろう?と思いたくなるほどの猛暑が続いていたあの7月下旬のある日。

会長渋澤は、池袋にある立教池袋中高等学校に向かいました。同校の数理研究部のみなさんへの講演依頼をいただいたためです。

同部は、渋澤も審査員を務めさせていただいたことのある「日経ストックリーグ」で、好成績が続く常連校。この日の講演に備えて、先日渋沢栄一史料館にもみなさんで行ってきてくださったそうです。

そして、昼食後のとっても危険な時間帯にもかかわらず(笑)、お話を聞いてくださいました。



会長渋澤は、渋沢栄一が残した言葉や、価値と価格について、30年周期の話、そして枠にとらわれないでみることの大切さなど、盛りだくさんに若いみなさんへお話をさせていただきました。

そして寄せられた生徒さんたちからの感想を抜粋して、下記にご紹介いたします。

~投資について改めて考えたこと~

〇投資は「投げる資金」ではなく「In Vest」(自分の中に取り入れること)である。
この言葉を聞く前は、まさしく投げる資金だと思っていた。
しかし、お話を聞いて投資に対する考え方が変わった。
今回のストックリーグではこの投資に対する考え方をつかって内容を進めていきたいと思った。

〇今までストックリーグをやってきたうえで、30年と30社という考えはとても大事であると思います。世代を越えた考えというものと、投資の「見える化」がはっきりしていれば、ストックリーグでも良いものが作れると思いました。

〇話の内容に、強く「未来への投資」が意識されていたと感じました。
この未来への投資には、成長が前提になっていると思います。
日本並びに先進国はこの先、人口減少社会になり、経済成長は難しくなると思っています。
私は経済成長をあきらめて、成熟社会を目指すことが重要だと考えていました。
しかし、今回の話を聞いて成長を数字のみでみることではなく、違う見方ができることを知りました。

〇未来への投資という面でも、未来の社会の価値を考えて、投資をすることが大切だと思いました。

〇4つの串で9つの団子を刺すというゲームで、僕は(示された)□(しかく)の中におさめようと思っていたので、解けなかった。
しかし、□(しかく)の外の事を考えた時に、ぼくはとても驚き、とても納得した。
このゲームはストックリーグでも役に立つと思うので、企業探しに役立てたい。

~今の自分とリンクして考えたこと~

〇今と昔でも、変わらないものは変わらないということを改めて実感させられました。
守りつつ攻める。
付属校ということもあり、みな「学校内での順位」を守ることに必死になり「外に攻める」ということを忘れていると思わされました。
枠の中からでも変えられる。
自分の学校にも直結することもあると感じました。
色々教えてくださりありがとうございます。
日常生活に結びつくことも多くあり、活かしていきたいと思います。


講演会後、ストックリーグに向けて作られたチームのひとつが、テーマを 「渋沢栄一×バフェット×数理研」としたというお知らせが顧問の先生から届きました。

そしてこの秋、そのチームのメンバーが、会長渋澤に「改めて質問させていただきたいことがある」ということで、弊社を訪れました。

さてさて、どんなやりとりがあったのでしょうか?

この続きはまた後日。
どうぞお楽しみに。


 *写真は、コモンズのオフィス訪問直後に開催された文化祭にて、チームが掲示していたものです*