強い企業と変化する企業
コモンズ投信 伊井です。東京は、気持ちのいい季節を迎えています。
最近、企業の存続にかかわるような大きな出来事が増えています。
東芝、シャープ、三菱自動車など、いずれも日本を代表する大企業にまでなった会社です。
それぞれに、事情は異なるわけですが、企業統治といわれるガバナンスに問題があったことは確かだと思います。
昨年の6月、会社の持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を目的に、日本でもコーポレートガバナンス・コードが導入されました。
その結果、それまで社外取締役を選任していた企業は東証上場企業の約65%だったのが約90%にまで高まり、日経平均株価採用銘柄では100%となりました。
それでも、米国の代表的な企業500社であるS&P500採用銘柄企業と日経平均株価採用銘柄企業で比較してみると、取締役会の平均人数は日米に開きはないものの、取締役会のメンバーにおける社外取締役の割合が米国の84%に対し、日本は23%にとどまります。
また、社外取締役の中で企業経営経験がある人数も、取締役会において米国6.5人、日本1.2人となっています(べイン&カンパニー調べ)。
こう見ると日本のガバナンス改革はまだまだ緒に就いたばかりですが、いい方向性に動き出していると感じます。
さて、事業環境の変化にも柔軟に対応できる強い企業に投資する「コモンズ30ファンド」では、投資対象企業を選ぶときには、ガバナンスをさまざまな角度から調査します。
また、変化に着目する「ザ・2020ビジョン」においては、マネジメントが変化する企業や時代の変化に対応する企業に着目しています。
コモンズ投信は、市場の変動に左右されず、皆さまの長期的な資産形成に貢献することを目指しています。
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【5月のコモンズとーく】コモンズ30ファンドの月次メッセージ
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