感動を生み出す工場 株式会社クボタが大切にしてるものづくり

『感動を生み出す工場』とはどういう意味ですか?

これは去る5月21日(土)大阪にて開催したコモンズ30ファンド7周年イベントの第2部にて寄せられた参加者の方からの質問です。
イベント第2部「投資先企業での対話」にてお話くださったのは、株式会社クボタ グローバルマネージメント推進部IRグループ長中林さま。



プレゼンの中で中林さまは、クボタが着目する「食糧」「水」「環境」といった3つの課題を取り上げて、国内外で展開されている事業内容についてご説明くださいました。

クボタの自らの事業をもってしてグローバルな課題解決に取り組むという姿勢。
その姿勢に、創業者の「技術的に優れているだけではなく、社会のみなさまに役立つものでなければならない」いう今日に至るまで受け継がれてきた企業理念を強く感じることできます。


個人投資家との対話の場は実は今回が初めてだったという同社ですが、
パネルディスカッションでの様々な質問にもひとつひとつ真摯にお答え
くださいました。

たとえば。。


コモンズの会長 渋澤からこんな質問をさせていただきました。

渋澤「 ずっとやってきた成功体験という『岩盤』をくだいて、新陳代謝をどう高めていくのか、社内ではどんな話になっていますか?」

中林さま「 企業理念は創業以来ずっとは培われてきたもの。変わっていないと思います。
一方、過去ずっとよく言われてきたのが「石橋を叩いても渡らない会社」という表現。

利益水準を比較的高いところを保ちながらあまり成長しないということです。
しかし前社長の時に、より挑戦的にいろいろな課題に取り組んでいこうという変化がありました。
最も力を発揮できるのは稲作にではありますが、稲作だけで本当に課題解決になるのか、といった観点で、畑作にもチャレンジしていこうと。
成長と利益をうまくバランスをとりながら進めていきたいと思います。」



糸島 「 コーポレートガバナンスコードに関する質問です。
社外取締役の点において、クボタさんは進んでいらっしゃる。
投資家として企業に社外取締役をいれるようにと働きかけていますが、実際は(社外取締役がいても)ほとんど機能していない企業も多い。
クボタさんは、企業経営に携わってきた方をしっかり2名いれていらっしゃるので、クボタさんからは、しっかり活用していこうという姿勢が感じられます。今後の展望など聞かせてください」


中林さま「 形式にこだわっているわけではなく、わたしたちは自分たちが事業をやっていく上での知見を教示してもらえることを期待しています。
そういう意味で海外での経験がある方やモノづくりで非常に知見の高い方に入っていただいています。
実際海外展開やものづりにおいてアドバイスいただいて、自分たちの事業に非常に貢献していただいている。
また、社内では「村」みたいな考え方が中心になりがちですが、社外取締役の方にわかっていただけるような働きかけを考えることによって、社内に世の中の常識といったものを培っていくという効能があります。
人数を増やすことが大切なのかといったところはまだ考えるところですが、自分たちの事業にしっかりと役立つことを考えていければと思っているところです。」
そしてお仲間から出た質問にあったのが、
『感動を生み出す工場』とはどういう意味ですか?
というもの。

それにお答えくださったのは中林さま同様パネルディスカッションにてご登壇くださった総務部 株式グループ長服部さまでした。

服部さま「社長をはじめわたしたちが掲げているのは「お客様第一主義」。モノづくりの面で、実は自分たちの工場は見た目、それほどきれいではないんですよ。設備自体も古かったりする。そんな中でそこで働いている従業員たちは、工夫していかにコストをかけずに高品質のものを、生産性高くやっていけるかといったところがあり、競合会社にも負けないような非常に高いレベルの技術をもっています。
感動を与えるモノづくり。
工場の見た目ではなく、品質を大事に、ひとつひとつの製品をミス少なくきちっと仕上げていく。
お客様にとって、クボタの製品であれば安心して買えるというものづくりを大事にしているのです」

以下に参加してくださったお仲間の感想の声をいくつかご紹介します。

(30代 男性)
地味な企業イメージでしたが、話をお聞きし、世界へチャレンジしている素晴らしい企業だと思います。

(30代 女性)
1つ1つの問題に誠実に取り組まれている姿勢に触れることができ、今まで掴みにくかったイメージが見えてきました。

(40代 男性)
大切な事業、夢のある事業、広さ・深さのある事業を行っている。⇒面白い、興味深い企業です。今後も注目していきます

(40代 女性)
日本の古き良き企業を感じました。是非、食料、水、環境のキーワードを次世代に生かす取り組みをアピールしてほしいと思います。

今回のイベントに参加してくださった方の多くの方が、地元企業である株式会社クボタとの対話の場に期待されていました。



これからも「感動を生み出す工場」にコモンズのお仲間と共に期待し、応援しております。

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株式会社のCSR クボタのeプロジェクト
クボタの事業領域である「食料」、「水」、「環境」は、まさに人類の生存にとって不可欠なテーマだと言えます。クボタのeプロジェクトは、これらの分野がかかえる様々な課題の解決を目的とした社会貢献活動です。

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