そろそろ本気出す??
何の本気か。はい。NISAでございます!!!
ひっさびさに言った気がする。このワード。すみません。金融機関のくせに笑
年末の風物詩。
「今年のNISA、お使いですか?」
「今年のNISAは、今年まで」
そろそろ聞こえてきそうです。
NISA制度がスタートして今年で3年。ジュニアNISAに至っては、発足元年、のはず。
が、まーったく、盛り上がっておりません。
1に相場、2に制度(のわかりにくさ)、でしょう。
ということで、少し整理しておこうかと。
特にお子様のための将来の資産づくりという観点から。
NISAとは「少額投資非課税制度」のことで、成人であれば、毎年120万円までの”新規”の投資に対し、そこから最大5年間非課税で運用できる制度です。
例えば今年、NISA枠を使って120万円分の投資信託を購入し、3年後に評価額が150万円になっていたので売却。30万円利益が出ました、という際に、本来の投資であれば30万×20%=6万円、が税金として支払い義務が発生しますが、NISA枠で購入した分については30万円まるまるが手元に残る、というもの。
今年スタートしたジュニアNISAも原則のルールは一緒ですが、毎年の投資金額の限度額が80万円までということ、非課税期間である5年を終了した時点で、名義人である未成年のお子様の年齢が18歳に満たない場合は、その資金を引き出すことができない、さらには、金融機関変更もできない、といった違いが主にあります。
この”18歳に満たない場合は引き出せない”という点がジュニアNISAの特徴でもあります。
メリットとしては、
①教育費の中で最も比重が高い大学費用に備え、計画的、かつ長期的、かつ強制的に資金をためることができる
②非課税期間の5年を終了したあとも、運用を継続すれば、引き出すまでは実質的には非課税で運用ができる
があげられます。
一方、デメリットとしては、
①18歳までの期間が長いお子様ほど、一度お金をジュニアNISA口座に入れてしまったら引き出せないので、そこに資金を拠出するのに勇気がいる。
②長期という前提でより構えてしまうことになり、金融機関選びやどの商品を使ったらよいか、で慎重になりすぎると踏み出せない。
などが挙げられます。
ちなみにメリットは一般的な解説ですが、デメリットの②などは私がセミナーなどでお客様にお話ししている中で感じていることです。
で、結局どうなの?となるのですが、
個人的には2段階で整理しています。
A.まず、成人であるご両親がNISA枠を使っているかどうか。
→まずはご両親がNISA枠を使いましょう。
これは、デメリットよりメリットのほうが大きいです。
そして、枠は年々消滅しますから、全額にこだわらず、使えるだけ使ったほうがいいです。
ご両親で考えれば、年間240万円の非課税枠ということになりますから、これを活用してお子様の資産づくりができればかなりの効果があります。
B.次に、すでにご両親のNISA枠は活用済みの場合
→追加の資金があれば(もしくは、祖父母などからの贈与などが期待できる場合は)ジュニアNISAも積極的に活用しましょう。ただ、18歳以降の資金となるわけですから、拠出額については無理をせずに。
家族単位で資産づくりを考えると、おのずとジュニアNISAを活用すべきかどうか、答えが出てくるのではないでしょうか。
ジュニアNISAという制度を単体でとらえるのではなく、家族として制度をいかにうまく利用するかをまずは考えるということですね。
なかなかこのあたり、すべてを説明しきれない部分もあります。
よかったら、セミナーでも詳しく説明していますので、足をお運びくださいね。
気づけば2016年も残すところ2か月強となりました。
ちょっとこのあたりで家族の資金(運用)計画など、年末が差し迫る前に改めて検討してみてはいかがでしょうか?
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