「美と資本主義」について考える
おはようございます。 渋澤健です。 今朝は全国的に雨模様に戻りましたが、週末はよい天気に恵まれました。いかがお過ごされましたか? 私は、歩きました。。。 かなり(笑)
「美と資本主義」について考えるツアーの「団長」として、参加者の皆さんとご一緒に。
先週、日本経済新聞電子版で投稿した「『心のデフレ』脱却こそ成長への道」というコラムで、「共感により集まり、共助により互いが不足なところを補い、価値を共に創る。これこそが、本来の資本主義の姿」と唱えました。これは、二週間前のブログ「コモンズ投信の社会的インパクト投資」で示した「本来の資本主義を取り戻したい」という想いで、その「本来の姿」とは何かという自問に自分なりに答えた考えです。
今回のツアーは、コモンズ投信の企画ではありませんでしたが、コモンズのファンドに投資してくださる「お仲間」たちも遠方から参加してくださいまして、とてもうれしかったです。
今回も気づきがありました。このような芸術祭を可能にしているのは、もちろん「共感」は必要です。そして、アーチストだけで作品が完成できるわけではなく、そこには島の住民たち、そして、外務からの「こえび隊」というボランティアなど様々の「共助」によって実現できることであります。そして、全国、海外から多くのビジターが島に訪れることによって実現できる芸術祭ですから、まさに「共創」です。
「美」とは価値観であり、価値について資本主義は欠かせないものという考えから始まった「美と資本主義」ですが、このように、共感・共助・共創という側面からも美と資本主義はつながっていると感じました。
私は内閣府の「ふるさとづくり実践活動チーム」を拝命しており、たまたま先週にキックオフ会合が首相官邸で開催されました。ふるさととは「心をよせる」ところです。そんな「美とふるさと」を日本各地でつくれると良いですね。それには、もちろん政府の支えも必要です。しかしながら、共感・共助・共創という側面における「本来の資本主義」も不可欠です。