東レの先端技術

おはようございます。渋澤健です。せっかくの三連休ですが、天気が優れない各地が多いようですね。

さて、先週の木曜日にコモンズ30ファンドの投資先である東レの90周年を記念する先端材料展に参加しました。シンポジウムは、このように巨大なホールがほぼ満席状態になって活況がありました!



今回、参加することによって、本当にワクワクする先端素材の技術をたくさん持っている企業であることを実感できました!

しかし、これら先端技術の開発研究には長く、場合によっては何十年間の努力が現在に花を咲いているケースもあります。つまり、コモンズ30ファンドが目指している「世代を越えられる投資」と相性がよく、また、今回の展示会で色々な先端技術を実際に目で視て、手で触れる機会を得ることができたおかげで、持続的な価値創造の可能性に期待できるという確信度も高まりました。


ナノ・テクノロジーなどを駆使している医療分野の先端素材。



飛行機の翼や機体の構造材として活用されている巨大なスケールの炭素素材(重さは鉄の4分の一、強さは10倍!)


自動車では外装パネルや部品パーツだけではなく、これから骨格構造にも活用が広まる期待が高まっています。


他に、衣類、海水淡水化プラント、ロケットなど様々な分野で東レの先端材料が活躍しているところが多く、本当に素晴らしかったです。 しかしながら、これらワクワク感はある意味で想定内。 

想定外のワクワク感は、これでした。


これは、ロールプランターです。 つまり、ソーセージの皮のように土を包んでいるプランターです。これに水を通す装置を設置すれば、砂漠でも畑ができるということです。5~10年ぐらい経つと材料は水と炭素ガスへ分解されるようなので、環境フレンドリーでもあります。

食糧・砂漠化の問題を抱えているアフリカの農業・緑化の解決となる素晴らしい技術ですね。国連が2015年に採択したSDGs(持続可能な開発目標)への貢献に日本企業も期待されている昨今、ぜひとも実業化していただきたい分野です!