異分子のカオスから価値をつくる創造力
おはようございます、渋澤健です。昨日、大阪の草食投資隊セミナーの前に腹ごしらえしているとき、ふと思いました。お好み焼きって「和食」なんでしょうか。様々な異文化の食材のカオスですね(笑)。また、どの食材が主役か全くわからない無秩序な状態です。
でも、秩序ないカオスの状態から「和」ハーモニーをつくれることは日本人の特長かもしれません。すごい創造力です。
ここから、さらに飛躍します(笑) 。いつも、すみません。
一般的な日本企業の組織って、この日本人の素晴らしい特長を活かせているのでしょうか。むしろ、色々な秩序を押しつけているから形だけ整っているように表面的には見えますが、逆に創造性を殺いでいるのではないでしょうか。また、無理に組織内の秩序に応えようとすることによって不正事件までつながるケースもあるように思います。
21世紀に求められている企業の創造性は上下・所属・権威から得られなく、むしろ芸術、デザインなど感性の異分子から取り入れて型破りすることだと思います。これは、もともと日本人が持っている感性です。
デジタル化が進むからこそ、すり合わせなどアナログ的な感性が大事になってくる時代の潮流を感じています。モノが満たされている先進国であるからこそ、エクスペリエンス(体験)が求められ、消費者が対価を支払う対象となってきます。
(日本人がもともと持っている)感性は21世紀型の先端な価値創造の源であることが世界の先覚者はわかっています。なのに、日本は一周遅れしている感じがして残念です。企業のガバナンス・コード、金融機関のスチュワードシップ・コード。これらは大事なことで、日本社会は真摯に取り組むべき課題です。
しかしながら、ルールで創造性を縛ることがあれば本末転倒です。ルールで標準化して効率性を高めることは価値の向上につながります。ただ、効率性を重視するたけでは新しい価値創造はありません。