コモンズさん、シャープレシオってなんですか?
こんにちは!横山です!キホンのきシリーズ、今日はシャープレシオについて一緒に勉強していきましょう。
『シャープレシオ』は投資信託の投資効率をはかる指標のことです。
金融の世界で「リスク」は「結果のばらつき」「不確実性」という意味なのは、このブログを読んでいる皆さんはご存知だと思います。
シャープレシオは、とったリスクに対しどれくらいのリターンを上げているかを表します。
計算式は超シンプルにすると
リターン
シャープレシオ = ------------
リスク
です。
たとえばあるファンドのリターンが8%、リスクが10%、だったとします。
8÷10=0.8
この0.8という値がシャープレシオです。(単位はありません)
もうひとつ例題を。
2つめのファンド、リターンが15%、リスクが20%、だったとします。
計算式はどうなるでしょう?
チ
チ
チ
ボーン!
15÷20=0.75
そうです。簡単ですね!
シャープレシオは値が大きいほど投資効率がいいことを表すので
0.75<0.8 1つ目のファンドのほうが投資効率がいい、ということになります。
キホンの概念がわかったところで、もう一歩踏み込んでみましょう。
さっきは超シンプルにしてしまいましたが、実際にはシャープレシオは下記の計算式で求めます。
リターン - リスクフリーレート
シャープレシオ = ----------------------------------------
リスク(標準偏差)
リスクを表すのに使うのは標準偏差という値です。
標準偏差と聞いて、はるか遠い高校の数学の記憶がよみがえった人、いますね。
大丈夫です^^自分で計算する必要はありません。
総合金融情報サイトなどで計算した値が出ています。
あと、リスクフリーレート。これはなんでしょう?
リスクフリー=リスクの無い(元本の保証された)
レート=投資商品の利回り
一般的によく用いられるのが、10年もの日本国債の利回りです。
日本だと限りなくゼロに近いことは想像できますね。
マイナス金利にもなって、今調べてみたら”-0.138%”でした。
日本も私が子供の頃は6%とかありました(1985=5.87%)(あ、年がバレますね)。
当時リスクを取らずに6%のリターンが得られたんですね、あー信じられない。。
”リスクをとって”得られたリターンを知りたいので、このリスクフリーレートをリターンから差し引く必要があるのですね。
せっかく細かく説明しましたが、シャープレシオ自体も総合金融情報サイトなどで計算した値が出ています。これで情報サイトで知らなかった言葉「シャープレシオ」に出会っても手に汗をかかなくて大丈夫です。
ちなみにR&Iファンド大賞は基準を満たしたファンドをシャープレシオで最終評価してその順位を表彰したものです。