2020年 こどもの日 こどもたちの未来を応援しています!

こんにちは。
コモンズ投信馬越です。
こどもの日が近づいてきましたね。
遠くの屋根に、鯉のぼりが見え始め、我が家の兜も早く出さねばと心ばかりが慌てています。

さて、このゴールデンウィークをみなさまはいかがお過ごしでしょうか?
2020年のゴールデンウィークは、誰もが想像もしていなかった、春の気持ち良い青空をどう感じたらいいのかもわからないような、そんな不思議な空気が流れています。  

移動をしない。
人ととの接触を極力少なくする。
年配の方々との接触も控える。
これまで良しとされてきたこととは、まるで真逆の方針を求めらている。
目下子育て真っ最中、お子さんが小さいみなさんにとっては、これはなかなか難しい時間を強いられてらっしゃるのではないでしょうか。  
長期に渡る休校、休園。
新型コロナ拡散防止のために自宅に留まるようにという要請がなされる今、元気いっぱいのこどもたちのエネルギーをどのように発散したら良いものか、在宅勤務でこどもたちとうまく向き合うにはどうしたらよいのか。

いつまで続くのだろう。
誰もが不安に思われていることと思います。
そして、残念ながら、どうやら、すぐには解決しない様子です。
しかし、一方で、私たちはすでに未来に向かって歩み始めたとも言えます。
こどもたちの日々の成長は待った無しです。
今できることを、私たち大人も見出し、行動を起こし始めていますね。

様々なオンラインサービスが無料で配布されるなど、こどもたちの成長を他人事とせず、自分たちに出来ることを始動させている企業も。
一人親世帯の支援、家庭に居場所のないこどもたちの支援の声も挙げられ、その支援の輪は広がろうとしています。

目先の困難に心を奪われることの方が問題だと感じる保護者の方々も少なくないようです。
こどもたちが育っていく上で大切なことは変わりません。
それは今までとは少し違った方法になるかもしれません。
それでも本質は変わらない、ということに私たちは気付き始めています。
大人たち自らが、様々な形で工夫して、感謝の気持ちを忘れず、思っていること感じていることを相手に伝え気持ちを共有することで、人々が直接会うことが難しい今でも、そのことの大切さをこどもたちに伝えています。
そして、そうした大人たちの前向きな姿勢は、こどもたちに未来を信じる力を引継いでいくことにつながります。

私たちコモンズ投信でも、今、こどもたちの未来にできることを考えてみました。

普段は、コモンズBABYキャンペーンとして、0~2歳までのお子さんたちがコモンズ投信に口座開設をし、ファンドを持って教育資金形成をスタートしてくださると、プレゼントを差し上げていました。
そして、今の期間限定で、このプレゼント対象年齢を大幅に広げさせていただくことと致しました!
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期間限定特別キャンペーンについて
対象期間:6月19日(金)までの口座開設(手続き完了※)
※口座開設手続きにおいて、書類等に不備があった場合には手続き完了までにお時間がかかることがありますので、お早めにお手続きください。
対象者:0~19歳までの未成年
プレゼント付与条件:毎月3,000円以上の積立で、口座開設から3ヶ月以内に積立購入をスタートされた方。 
口座開設資料の請求について:コモンズ投信ウェブサイトのみから受付ます(お電話での請求はご遠慮ください)。

口座開設はこちら!
https://www.commons30.jp/account/
詳しくはこちら!
https://www.commons30.jp/childtrust/pdf/baby-campaign.pdf


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また5月5日(火) こどもの日当日は、私たちコモンズ投信寄付のしくみSEEDCapの寄
付先を一緒に考えるこどもトラストセミナーを、今回初挑戦のオンラインの形で開催します!
初のコモンズこどもトラストオンラインセミナー zoomで「寄付の教室」 
小学生3年生以上の部 10:00~11:30 
https://www.commons30.jp/seminars/detail/1007
小学生低学年の部 13:00~14:30
https://www.commons30.jp/seminars/detail/1009
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私たちコモンズ投信は、こどもトラスト口座を始めて10年、さらに多くのお子さんたちの未来の信じる力を応援したいと思っています!



教えて!未来予想図〜ここが日本だ、ここで跳べ!〜

今日は2020年3月次レポートの掲載コラム「未来予想図」を「シン・ニホン〜ここが日本だ、ここで跳べ〜」というテーマで綴った背景について運用部アナリストの原嶋さんに聞きました!

解説 運用部アナリスト 原嶋 亮介

聞き手 マーケティング部 横山 玲子 


横山 今回の未来予想図は本の紹介からでしたね。

原嶋 未来予想図のテーマにしていいかわからなかったんですが、最近読んだ「シン・ニホン(著者:安宅和人)」の紹介にしました。この本は新型コロナの流行が発生する前に書かれて、2月に出版された本なんですが、ウィズコロナ時代の都市のあり方を示唆しているのも興味深いです。その後、この著者安宅和人さんと落合陽一さんの対談の動画がNewsPicksにあって、それを見て、コモンズのメッセージと一緒だなと思ったので、是非とも紹介したいと思いました。
そして個人的に、本の中にもあった「ここが日本だ、ここで跳べ」っていう言葉が言いたくて書きました。
※「ここが日本(ロドス)だ、ここで跳べ」って何?って人はこちら

横山 言えてよかったですね、笑

原嶋 ありがとうございます。色んなセミナーでお客さんからよく「海外の株式に投資しないんですか?」という質問をいただくんですが、僕の答えは、これ「ここがロドスだ、ここで跳べ」に他ならないんです。そもそも、日本株、日本経済、日本企業への悲観論が強すぎると思っていて。自分たちは日本で生まれ、おそらくこれからも日本で生活していく、こどもや孫もおそらく日本で生まれ育つ。そのときにグローバルに活躍できる日本の会社がないと、彼らが就職したいと思う会社もなくなってしまう。それではいけないと思うんです。

横山 わかります。そして、本当にその質問(コモンズは日本株にしか投資しないんですか?)はよくいただきますよね。

原嶋 日本の投資家が、成長性のある日本企業に投資をして、しっかり育てていく。お金の循環を生み出す。そういうことが絶対必要だと思うんです。
そして、コモンズにお金を預けている人たちにはこういう考え方に共感するところがあるんじゃないかと思っていて。
外出自粛で家で本を読む時間あるだろうし、この本や対談はコモンズのメッセージと共通する部分が多分にあるので是非紹介したかったんです。

横山 私もこの動画見ました。本は読み途中なのですが、目次を眺めただけでも論点が豊富で、自分がいかに普段思考停止に陥っているか気付かされました。

原嶋 自分たちが運用している商品がアクティブファンドだからそう言えるのであって、インデックスだったら、「そうは言ってるけど、選んでないじゃん!」ってなりますよね。
未来の社会に必要な企業をしっかり見極め、育てる。育てるというと上からっぽく聞こえますが、一緒に育っていくというか、そういうメッセージを込めました。

横山 それでも食い下がってくる人もいますよね。。。

原嶋 いますね。そういう人は、正直、そちら(別の商品)を買ってください、と思ってしまいます。やっぱりここの価値観を共有できないと長く資産作りという共同作業を二人三脚で続けること難しいですよね。自分たちが死んだ後の日本なんて知らない、という人には、ごめんなさい、僕からは言うことはないです。

横山 逆に共感してくれる人もすごく多いですよね!「すっきりした」と言われたり。

原嶋 リターンを犠牲にするということではないんですけど、私たちの視点が長期投資だからこそ、お客様にも長続きする投資を目指してもらいたい。「長続き投資」の秘訣の1番目はもちろん安定的な高いリターン(を目指していること。)でも、どんなに優秀なファンドマネージャーが運用していても10年上がり続けることはないです。2番目の理由が『共感』なんだと思うんです。投資している理由がわかるとか、いつも誠実に状況をよく説明していることによってその共感が生まれる。説明しないと伝わらないですから。リターンを相対比較してその結果に満足するのと、精神的に連帯感や充足感を感じて自分が満足できるかということはまた別だと思うんです。共感は、ファンドだけでなく日本全体が元気がないとき、リターンが出ないとき、心のよりどころになるものだと思います。

横山 結局、長続きしないと儲からない(ことが多い)、ですしね。そして、そのための前提として投資先企業にも長続きしてもらわなければならない、と。

原嶋 例えば、旭化成リチウムイオン電池について言えば、ノーベル賞をとるほどの技術力がありながらも電池そのもののビジネスをしていないのは勿体ないのではないか、という見方もできます。しかし、中国・韓国のような国をあげて、しかもすごい速さで全面的にバックアップするような資本のゲームには日本のいち企業ではなかなか太刀打ちできないという面があります。

一方で、そうではない別のルールがあるところでは日本の製造業は今も強く戦えているんです。世界中どこでも大量生産したiPhoneのような同じ製品が売れる時代から、「万人受けはしないが、特定のターゲット顧客に深く刺さる製品」が求められる時代になりつつあると思っていて、そうした分野ではカスタマイズすり合わせが重要で、そういうことを得意としている日本企業にはチャンスです。これこそ、日本企業の生き残り戦略になるんじゃないかと。先ほどの旭化成にしても、リチウムイオン電池そのものはやっていないけれども、その重要な部材のひとつであるセパレーターを、そこが自分たちの強みを生かせる領域だと判断して取り組んでいるわけです。

横山 原嶋さんのストーリーではそういう企業が今、おすすめなんですね。
でも、どうしてコモンズ投信がそういう会社を発掘して投資できると言えるんですか?

原嶋 私たちは、「社会をよくする、役に立つビジネスに、長期に投資をする」ということが前提にあります。このビジネスが長期的にみて社会をよくするのかという観点で企業をみること。そういう観点で株式市場を見渡してみると浮かび上がってくるものがある。そこを丁寧に調査し対話し可能性を見出す。そういう風にして私たちは優れた企業を発掘できると思っています。

横山 私は短期的なリターンも気になります。

原嶋 短期のパフォーマンスを犠牲にするということではもちろんないのですが、もともとのファンドのコンセプトがここ「ここが日本だ、ここで跳べ!」に象徴されるものだと思うので、個人的には、企業を見るとき短期的な業績はほとんど気にしていません。少なくとも自分はネガティブスクリーニング(特定の基準に満たない企業を投資対象から外すこと)をかけていて、コンセプトに合わない企業をファンドマネージャーに推奨することはありません。
でも株式市場というのは今でも単純に短期のパフォーマンスをとりにいく力が大きく影響しているところです。一般的な機関投資家の考えではそれを取りに行くことになる。そういう意味ではコモンズの運用はまだユニークだと思います。

横山 原嶋さん、かっこいいですね!

原嶋 自分の投資が日本の企業や日本経済を支えるんだという意識も持ってもらったらいいなと思っています!

横山 今日はありがとうございました!

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本稿でも出てきているNewsPicksは、ザ・2020ビジョンの投資先でもあるユーザベースが展開する経済メディア。渋澤さん、伊井さんが気になるニュースをピックしてコメントしています。最近、原嶋も投資先企業に関連したものを中心に気になるニュースをピックするようにしていますので、興味がある方は見て頂ければと思います!
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※文中に記載の内容は特定銘柄の売買などの推奨、または価格などの上昇や下落を示唆するものではありません。

コモンズの「対話」LIVE配信!

おはようございます。渋澤健です。

緊急事態宣言が埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、大阪府、兵庫県、福岡の7都府県に発令された4月7日から、そろそろ3週間。全国の都道府県に広がったのが4月16日。当初の目途であったGW明けの5月6日以降も継続されると覚悟されている方々がほとんどではないでしょうか。

そのような状況で開催を見送ったコモンズ11周年イベント。その開催予定日であった25日(土)に、ZOOMとYouTube Liveを用いてWEBセミナーを開催しました。伊井と私からのメッセージのテーマは「未来を信じる力」。

困窮の生活に陥いっている方々、多くの方が様々な不安を抱いているところ、かなり呑気なテーマ設定とお叱りを受けるかもしれません。けれども、お申し込みのあった約350名と比べて、実際は400名を超える方々が全国(および米国や欧州も!)からオンタイムでご参加いただきました。我々のテーマ設定に賛同してくださる方は、決して、少なくないということがわかって、とても心強かったです。

私の最近の持論は「アフター・コロナ」でV型回復で元に戻ることを望むべきではないという考えです。「やむを得なく」、オンライン教育、オンライン診療、そして、オンライン会議・セミナーの取り組みが普通になっています。新型コロナ・ウイルス感染が終息したとしても、これらは元に戻るべきではなく、アフター・コロナでも普通になるべきです。

設立来、コモンズ投信はライブ感のある「対話」を重視していました。その設立理念は変わることありません。ただ、今までのコモンズでは、それは会場などで「対話」を行うことでした。WEBというツールがあったにも関わらず、駆使していたとは言えませんでした。

ただ、今回のWEB会議で、コモンズも、参加された「お仲間」も、同じことを感じたと思います。「これ、結構、いけるんじゃないの」と。

当たり前の話ですが、WEBを活用すれば、コモンズの「対話」をその会場のロケーションに留まる必要がなく、全国に(いや、世界に!)、ライブで、届けることができるのです。

これからのコモンズの「対話」に期待してください! もちろん、リアルな対話の場も設けます。そして、早速、こどもトラストセミナーをWEBで開催します。五月五日です!

また、WEBセミナーのコンテンツは、すぐにアーカイブ化できるから、そのタイミングでご参加できなかった方々でも後から視聴できるので便利ですね!25日の伊井と私からの「メッセージ」はCOMMONSTVで、どうぞ!


メイン・イベントの後の「懇親会」もWEBで開催しました。やはり、懇親するには参加者同士がお互いの顔を見えることは不可欠です。ただ、ZOOMの場合は、参加者が自由にブレイクアウトへ移動できないので、Remoの方が良いという話もあり、ちょっと課題もあり。次回はバージョンアップを目指します!


また、バカ笑いしているところをキャプチャーされてしまったようで。。。これにも、気をつけないと!w


それから、おまけです。Facebookで2014年の今日(4月26日)の出来事と出てきた写真がありました。最初は、誰だろ、この二人。と思いました!ww




人が不安になるのは想像力があるから

こんにちは。コモンズ投信 伊井です。
お元気ですか! 

当社は今、交替制で出社し業務運営を行っています。 出社比率25%程度です。
企業の取材も100%オンラインに変わりました。 
当社は、メールマガジンやSNSでの日々の情報発信に加え、年間150回を超えるセミナーで皆さまに直接お会いして対話をさせていただいてきました。 
昨年のこの時期には東京京都で10周年イベントを開催し、また、全国で感謝の集いも行いました。 
しかし、今年は残念ながらコロナ禍でリアルのイベントが行なえません。
そこで、明日は、YoutubeのCOMMONS TVで、私と渋澤から「運用報告」と「未来を信じる力」をお伝えし、オンラインで皆さんと交流したいと思っています。 

■伊井・渋澤からのメッセージ(YouTubeライブ配信)
4月25日(土)13:00~15:00
https://www.commons30.jp/seminars/detail/1003
明日(25日)お昼12:00まで参加申し込みを受付しています!
(申込いただいた後、視聴URLを時間までにお送りいたします)


私の方からは、これからの資産運用はどのように変わっていくのか、また、私たちコモンズがどんな運用会社を目指していくのかについてもお話しします。 

また、渋澤からはこんなメッセージを預かりました。 
――――――――――――――――― 
新型コロナ・ウイルスのパンデミックのトンネルから出口が見えません。 
そんなとき、不安になりますよね。 
そもそも人間が不安になる理由は何か。 
我々はイマジネーション、想像力を持っているからです。 
このままでは、将来、何か悪いことが起こるかもしれないというイマジネーションが働いてしまうからです。 
でも、イマジネーションがあるからこそ、人間は希望も持てますね。 
現在では見えないかもしれない。 
根拠がないかもしれない。 
いつ来るかわからない。 
でも、イマジネーションがあるからこそ、よりよい明日を求めることができるのです。 
不安と希望とは、実は同じコインの表と裏の関係です。 
そう考えるとちょっと気持ちが楽になりませんか。 
暗いトンネルでは、灯火が求められます。 
その灯火とは何か。 
イマジネーションを活かしてみましょう。 
英知の灯火を持つ一人ひとりが集まれば、必ず暗闇は失せて明るさが再び戻ってくるに違いありません。 
――――――――――――――――― 

終了後は、オンライン飲み会もあります(笑)。
私たちは、「投資は未来を信じる力」であるとお伝えしてきました。
この機会に、コモングラウンドに集まって、未来に向けて一緒に考える機会にしたいと思っています。
どうぞ、お時間の合う方にはご参加ください。
明日、皆さまとご一緒出来ますことを楽しみにしています。 


■コモンズ懇親会
~オンラインZOOMでつながろう!~
4月25日(土)15:30~17:00
https://www.commons30.jp/seminars/detail/1008

【コモンズTVのチャンネル登録をお願いします!】
チャンネル登録をいただけますとライブ配信や新着動画などのお知らせが届き、見たかった動画を見逃すことがなくなります!
https://www.youtube.com/user/COMMONSTV/
画面右上のチャンネル登録ボタンから!

AC( After Corona)の時代

おはようございます。渋澤健です。

週末は、巣ごもりされましたか?

ちょっと緊急な用事で街に車で出たら、通常よりかなり人は減っていましたが、デート気分で歩いている人たちもいました。また、ニュースでは鎌倉が観光客の車で渋滞したとか。もうちょっと気を引き締めてほしいですよね。新型コロナウイルスの終息の一番の要は、一人ひとりの心がけによりますから。

新型コロナウイルスという見えない脅威に闘うには、見えない未来を信じる力が不可欠です。でも、「信じる」ことと「無謀」や「不注意」であることと違いますからね。足るを知る(有ることへの感謝)と分を守る(やるべきことはきちんとやる)ことが未来を信じることの大前提だと思います。

人類の歴史は感染症の歴史でもあります。だから、いつか、状況は終息します。ただ、コロナウイルスがいなくなるのではなく、人類はコロナと共生、With Coronaすることになるのは間違いないでしょう。でも、BeforeとAfterは多く変わっているのではないかと思っています。


どのような時代になるのか。そんなことを、自宅の窓から空を見つめて考えている時間が最近増えています。

なぜなら、来週の25日(土)の午後に、中止された11周年イベントの代わりに、伊井と私からメッセージをライブ配信する予定が入っていて、私の担当テーマが「アフター・コロナの世界、等」だからですw。

どのような話に期待しているかと、「コモボラ」(イベントなどの運営にお手伝いいただいているコモンズ・ボランティア➡ファンド受益者の方々です)に先日開催したZOOM懇親会でお伺いしたところ、「宇宙から眺めた視点」というご意見をいただきました・・・ご期待にお応えできるようにいたします!w

999名まで視聴ができるようなので、キャパはたくさんあります!是非とも、ご一緒させてください。

また、27日(月)の13時∼14時(在宅勤務の皆さんも見てください)に日本経済新聞の主催で「アフターコロナを考える」というライブ配信シリーズのトップバッターを務めさせていただきます。


こちらでも、どんなお話をしようか、考察中です。

V型回復で元に戻りたいという気持ちが世の中では圧倒的に多いと思いますが、残念ながら、そうはならないと思います。むしろ、元に戻してはならない。

こんなトーンのお話になるかと思います。

ZOOMでご質問をお受けする予定なので、どのように突っ込まれるかちょっとドキドキですが、ライブ感がありそうなイベントになるので、こちらも、是非ともご一緒させてください! どうぞよろしくお願いいたします。

コモンズ君のつみたてデビュー物語<その後> ~コロナショックを乗り越える・上~

コモンズ君のつみたてデビュー物語<その後>
コロナショックを乗り越える・上


コモンズ君
サラリーマン、30代。2児の父。犬一匹。
資産づくり初心者。2017年からつみたてを始めた。
ミホ福本
コモンズ投信マーケティング部。妙齢。



コモンズ君:お久しぶりです!ミホ福本さん。

ミホ福本:こんにちは!今日はオンラインでご相談ですね笑

コモンズ君:はい、このコロナ騒動でこの先どうなるやらと心配になって相談したくて。
昨年末くらいまではすごく順調に資産も増えているなーと思っていたところに今回の騒動で正直とっても不安になってしまって。

ミホ福本:そうですよね。コモンズ君は、お子さんの教育費を作りたいと、まずは月1万円(コモンズ30ファンド5,000円とザ・2020ビジョン5,000円)を2017年4月から積立を始めたんでしたね。

コモンズ君:はい、ちょうど3年が経ちました。前回ご相談したとき(2019年7月「2000万円、どうやって貯める?」)はかなり慣れてきたころで、値動きも気にしなくなっていました。ただ、その時はコモンズ30ファンドが▲6%くらい、ザ・2020ビジョンが▲3%くらいで、そこに2000万円問題がでて、ちょっと不安になりかけていたんです。
でもまた秋~冬にかけてプラスになってきていたので喜んでいました。
その矢先が今(コモンズ30ファンドが約▲10%、ザ・2020ビジョンが約▲4%)です。


ミホ福本3年継続してマイナスというのは想定外だった、ということですね。

コモンズ君:もともとそんなに短期では考えていないし、3年でプラスにならないこともあるっていうのはわかっていましたが、いざそれを目の当たりにすると残念な気持ちになっちゃって。あと、今は何よりこの先ずっと低迷が続くんじゃないか、なんて気持ちが強くて、一度積み立てを休止したほうが良いのでは?、なんて思ってしまっています。


ミホ福本:わかります。日本株は20年1月の高値から20年3月の安値までの下げ幅は最大で30%を超えましたので、短期的な下げとしては、リーマンショック以来の大きさになりました。また今回の下げの理由が、”見えない敵”ともいえるウィルスで、いつ収束するのかが予想もつかないということも、不安を増幅する要因ですよね。


コモンズ君:そうなんです。積み立てであれば安くなった時ほど効果があるのというのは幾度となく教えてもらったので理屈としては理解していますが、(積み立てブログ~見落としがちな「量」の考え方~)ずっと安いままだったらどうなるんだろう、という不安になって。

ミホ福本:積み立てや投資を始めてまだ経験が数年の方は、大きく下がるともう戻らないんじゃないか、という心理になることはよくあることです。
それは当然の心理なので、無理もないのですが、そういった心理を一旦受け入れたうえで、目線をその少し先に置いていく、ということがとても大事になります。
そして、その"少し先の未来を信じる"ことだと思うのです。

コモンズ君:”未来を信じる”ですか。


ミホ福本:そうです。例えば先ほども例に挙げたリーマンショック。当時は100年に1度の危機とまで言われましたが、結果的に世界経済はその後復活を遂げました。また、その後日本で起きた東日本大震災や、さらにギリシャ危機、チャイナショック等、マーケットは幾度となく「危機」というものに襲われています。

それでも、結果として人類はそうした危機を乗り越え、再び経済は成長し続け、株価も回復してきました。
それがなぜ可能かというと、衣食住といった人々の営みは止まることがない。そしてそうした危機を必ず克服してきた。こうした事実を踏まえ、未来を信じることができるか、ということだと思います。

コモンズ君:なるほど。目の前の不安に捕らわれてしまうと視野が狭くなってしまいますが、過去を振り返ってみれば確かにいろんな危機や天災はあって、でもそれを乗り越えてきましたね。

ミホ福本:そうなんです。歴史は繰り返さないが、韻を踏む」という格言がありますが、苦難や困難が人類の進歩に役立ってきたのも事実です。そこに生きる一人一人が必死に乗り越えてきたんですね。
そして、「投資」とは実態のないものではなく、人々の営みの上に成り立つ事業の集合体=企業価値への投資なわけですから、社会に必要とされ価値を高め続ける企業ほど、こうした危機からの立ち直りは早いとも言えるんですよね。

コモンズ君コモンズ30ファンド「強い企業への投資」「持続的な進化」ザ・2020ビジョン「変化」がキーワードでしたね。



ミホ福本:そうです!
今回のコロナ禍のような危機の状況下こそ企業の真の実力が見えてくる、と運用責任者の伊井は述べています(不安心理と株式市場)。

そしてさっそく、投資先企業から素晴らしいニュースが飛び込んできています。
コモンズ30ファンド投資先の旭化成さんは、「米国の医療機器子会社を通じて人工呼吸器を増産すると発表した。早期に月産量を現状比25倍の1万台に増やす。」とのこと。

そして、同じくシスメックスさんは「国内初、新型コロナウイルス検査キット(RT-PCR法)の薬事承認を取得 ~体外診断用医薬品として医療機関への早期導入を目指す~」
ザ・2020ビジョン投資先の島津製作所さんからは1時間で新型コロナの検査ができるキットを発売すると発表しました。

コモンズ君:そういうニュースを聞くとなんだかうれしくなりますね。なんとなく株価だけ見て不安になっていましたけど、たしかにいろんな企業が今の状況に立ち向かっているわけで、そういう企業に自分のお金も投じられているとしたら、やめちゃいけないな、って気にもなります。

ミホ福本:そう思っていただけたら嬉しいです。
では続いて、つみたてを続ける効果、についてお話していきまね。

コモンズ君のつみたてデビュー物語<その後>
~コロナショックを乗り越える・下~に続く


こちらも併せてお読みください
コモンズ君のつみたてデビュー物語【上】 【中】 【下】
※本文中のファンドの投資パフォーマンスは、過去一定期間における実績を示したものであり、将来の運用成果を予想、あるいは保証するものではありません。
※コモンズ30ファンドのリスクと費用についてはこちら
※ザ・2020ビジョンのリスクと費用についてはこちら

コモンズ君のつみたてデビュー物語<その後> ~コロナショックを乗り越える・下~

コモンズ君のつみたてデビュー物語<その後>
コロナショックを乗り越える・下


コモンズ君
サラリーマン、30代。2児の父。犬一匹。
資産づくり初心者。2017年からつみたてを始めた。
ミホ福本
コモンズ投信マーケティング部。妙齢。



前回、コロナショックで先行きが不安になったコモンズ君が再びミホ福本さんを訪れました。そこでかけられた言葉は、「少し先の未来を信じる」というものでした。
そして、10年前のリーマンショック時の経験に話は移ります・・・

ミホ福本前回は、少し先の未来をみて積み立て投資は続けてもらいたい、という話をしましたが、実際にそれに効果がなければ意味がありませんよね。

コモンズ君:そうですね、、そういう実例があればぜひ聞きたいです!

ミホ福本:まさに今回のショックと比較されることが多くなったリーマンショックの時も、マーケットは崖を降りるような下落を経験しました。その時のことをちょっと振り返りますね。
あの時も、日経平均株価は半年余りで約3割も下がりました(今回、20年1月の高値から20年3月の安値までも約3割下落しています)。

そこで、発生直前の08年8月から積み立てを始め、下落前の水準に戻った13年3月まで毎月1万円を積み立てを継続した場合のシミュレーションを行ってみました。
結果は、、資産は実に約3割も増えていました。
一括で購入していたら、元に戻るだけだったものが、です。

※毎月月末に日経平均株価に1万円を投じた場合のシミュレーションデータ

コモンズ君:ええ、すごい。あ、でもそうかあ。下がっているときほど、"たくさんの量が買える"、というのが積み立ての良さでしたもんね。

ミホ福本:そうですそうです。
一括購入だったら、約4年半かけてようやく戻った、となるところが。

コモンズ君:そういうことですね。

ミホ福本:あと、見落としがちなのは、グレーの線(つみたての累計額)とオレンジの線(評価額:実際の資産額)の”差”です。つみたては少しずつ投資額が増えていくこともあって、最初のころ、ガクッと日経平均株価が下がったタイミングでも、そこまでオレンジの線、つまり実際の資産額が減っていないのがわかります。この間、投資額に対して最もマイナスになったタイミングは、スタートして3か月目のマイナス19%なんですが、はじめてから3か月ということは、投資額も3万円なので、実際の金額にしたら、▲5800円なんです。率にしたらびっくりするけど、金額にしたら、1.5回分の飲み会代(苦笑)くらいじゃないでしょうか。

コモンズ君:うーん、そうやって考えることもできるんですね。

ミホ福本:そうなんですよ。で、13年3月には+29%となるわけですが、この時はそれなりに投資額も膨らんできたので、投資額56万円に対しての資産額は72万円にまで大きくなっています。

コモンズ君:わー、すごい!

ミホ福本:ですよね。さらに、、、実はこのころから、今まで続けていたらどうなっていたと思います??また今大きく下がってしまいましたけど。。

コモンズ君:うーん、想像がつかないなあ。。さすがにマイナスってことはなさそうだけど、、

ミホ福本:はい、全然マイナスにはなっていません。大きく下がった20年3月時点でも投資額に対しては4割くらいプラスになっています。

※毎月月末に日経平均株価に1万円を投じた場合のシミュレーションデータ

コモンズ君:すごい。これぞ積み立ての威力、というものなんですね。

ミホ福本:そうなんです。継続は力なり、ですね。累計投資額も140万円までに増えていますから、いつも話している「貯めて増やす」の「貯める」もしっかりできていて、かつ実際の資産額は197万円までに「増えて」います。

コモンズ君:すごい!なんか、元気になってきました!

ミホ福本:よかった!

コモンズ君:もちろん、このコロナショックを我々が乗り越えるっていう前提ですけど、その先を見据えたら、むしろ楽しみになりますね!


ミホ福本:そういうことです!だから、「少し先の未来を信じて、積み立てを続ける」ということが一番だということなんです。

コモンズ君:わかりました!しばらくは我慢の時かもしれないけど、このまま頑張って継続します!

ミホ福本:ありがとうございます!また不安になったらいつでもご相談に来てくださいね。あと、こんな時期だからこそ、動画でのメッセージなども積極的に配信していますので、ぜひそちらもチェックしてください!

コモンズ君:わかりました!今日はありがとうございました^^


ミホ福本:私たちもコモンズ君の資産作りのパートナーとして全力で運用していきます!一緒にがんばりましょう!



こちらも併せてお読みください
コモンズ君のつみたてデビュー物語【上】 【中】 【下】



※本文中のファンドの投資パフォーマンスは、過去一定期間における実績を示したものであり、将来の運用成果を予想、あるいは保証するものではありません。
※コモンズ30ファンドのリスクと費用についてはこちら
※ザ・2020ビジョンのリスクと費用についてはこちら

企業の底力が見えてくる!コモンズ投信のホームページ

こんにちは。コモンズ投信マーケティング部の横山です。
皆様、新しくなったコモンズ投信のホームページにはもう来ていただけましたか?


デザインも新たに、セミナー以外の対面の場を持たない私たちと、日本全国のお客様の架け橋となるホームページとして生まれ変わりました!

◇リニューアルのポイント

【1】 企業の底力がみえるコモンズ30ファンド『投資先企業一覧』

どうしても暗い気持ちになりがちな今だからこそ、強く「未来を信じる」ことが必要です。
日本で飛躍しようと頑張っている企業に投資を通して応援するコモンズ投信。
投資先への期待とその企業のもつ底力をご紹介しています。

【2】コモンズ投信の企業理念

創業10年の節目にコモンズ投信の企業理念を策定しました。
「一人ひとりの未来を信じる力を合わせて、次の時代をともに拓く」という企業理念が働く社員の拠り所になります。
またお仲間のみなさまと共に、自らの手で未来を創造していく羅針盤としてここに表明しました。

【3】コモンズ投信を支える「お客さまの声」

お客さまから寄せられたリアルな声を通して、セミナーの雰囲気やお客さまと商品との関わりが伝わるよう内容を拡大しました。
ここを見ればコモンズ投信がよりイメージしやすくなります。

【4】セミナー情報ページのリニューアル

コモンズ投信のこだわりのセミナーラインナップ。
セミナーでは参加者の皆様に一期一会のライブ感を楽しんでいただくために毎回工夫を凝らして試行錯誤しています。
動画セミナーも一層充実し、すぐに視聴できるようになりました。


今回、コモンズ30ファンドの投資先企業一覧の詳細ページに「コモンズの視点」として「投資先への期待とその企業の底力」をアナリストの言葉で紹介させていただきました。
読んでいただくと、そこには、各企業に対する「期待値の高さ」が読み取れると思います。
投資先企業も見るHPに敢えてこれを掲載することで、企業には高いハードルを課すことになりますが、逆にいえば、それができると思っているので、今、私たちは投資を続けているということになります。
これからも今日よりもよい明日を目指して、個人投資家、投資先企業、コモンズ投信が一丸となって長期投資で未来を切り拓いていきたいと強く願っています。


マーケティング部
横山玲子

こどもトラスト 7年目のアンケートから見えてくるもの

2010年6月にスタートしたこどもトラスト(未成年口座)

わたしたちコモンズ投信のお仲間(受益者)の6人に1人は未成年口座。 
保護者のみなさまがお子さまたちの未来の夢に向かって教育資金形成をされている、この口座をわたしたちは「こどもトラスト」と呼んでいます。

こどもトラストを開始して7年継続された受益者の皆さんに、「7年目アンケート」をお願いしています。こどもトラストと7年お付き合いいただいてのご感想を教えていただくためのアンケートです。

「7年経過した時点(現在)の投資結果に満足していますか」の質問に対してほとんどの方が「はい」とお答えくださっています。

その理由は、
・順調に伸びている。下落時にも極端な落ち方がなかったので(2017年12月時回答)
・資産も大きく増えたし、社会起業家を応援する社会貢献も少しはできたと思えるから(2018年2月時回答)
・考えずに置いておくだけで、思ったよりも多いリターンだったから(2018年4月時回答)
・株価上昇のタイミングで継続できたため。(2019年3月時回答)
・こどもの将来や教育の「お金」のことを考えるいい機会になったから。(2019年9月時回答)
・確実に成果が出ていることと、日本の運用会社の先頭に立って、いろんな取り組みをされているから。(2019年9月時回答)
・現在の運用実績に納得しているから(2020年3月時点回答)など。

「こどもトラストを途中で解約、もしくは中止しようと思ったことがありますか?」の質問にも、ほとんどの方が「いいえ」とお答えくださっています。
そのことにも素直に嬉しさを隠せない私たちです。

なぜ、「いいえ」とお答えいただけるのか。

その理由はお返しいただいたみなさんからのコメントの中に見い出すことができます。

「お子さまのための資産作りにコモンズ投信のこどもトラストを選んだ理由を教えてください」
・低金利が長引く中、長期投資が可能なこと。少額投資が可能であったこと。
・リーマンショツク後でその後の経済状況が見通せない中、将来を見据えた資産形成というコンセプトに魅力を感じたから。
・投資理念、企業ポリシーに共感したから。
・こどもの成長と共に応援できるものとしての性質(コンセプト)に共感できるから。

「解約しなかった理由、継続できた理由」
・大学進学、もしくは留学の費用の一部のためにと考えて投資している。
 長期運用を元々考えていて、解約しようと思ったことがない。
・「子どものための子ども名義の口座」であることから、相場が上下で売買を考える気にならず、坦々と積み立てに励めたため(自分のためだとどうしても売却のタイミングを考えてしまう)。やめずに続けてこられて良かった!!!

「投資結果以外にこどもトラストを選んで良かった点を教えてください。
・子どもと一緒に投資状況を見ることで、つみたて投資を通して金融の話ができること。
・投資先企業や社会起業家の取り組みなどを知り、支援することができること。
・ゆっくり長く多くの企業に投資をすることは社会貢献のひとつのあり方と考えることができるのは預金より具体的で良いと考えることができますが、それはこどもトラストのおかげだと思っています。
・成人式のプレゼントしては最適だと思っています。
・こどもトラストセミナー参加するきっかけとなり、投資とは何かを少しでも触れさせるきっかけとなりました。
・信頼性、情報公開など、安心感を与えてくださること。
・ここぞという時に安心できるメッセージが届くこと。

お子さまの未来の夢を叶える一つの手段として、コモンズ投信のこどもトラストを選んでくださったお父様、お母様方にこうして満足していただけることは、私たちコモンズ投信の本望であります。

お子さまの未来と共に長期に成長し続けるファンドを、受益者のみなさまと育んでいくことで、私たちコモンズ投信はお子さまたちのより良い未来や社会を作っていく一助を担っていくことができます。

下記は、こどもトラストセミナーでコモンズ30ファンドの投資先企業セブン&アイHDの研修センターに小さな投資家さんたちと訪れた時の写真です。

お寿司を作る体験の前に、私たちは普段セブン&アイグループで行われている手の汚れのチェックを体験。しっかりと手を洗って作業に取り掛かる企業の姿勢を学びました。

きっと今頃、新型コロナの拡大防止策で手洗いの必要性が強く求められる中で、こどもたちはこの時の体験を思い出しているのではないだろうか、と想像しています。






最後の写真は、こども投資家さんがセミナーの最後に「しゃちょうさんへ」手紙を書いているところです。

投資を通して自分たちの未来を作ってくれる企業を、人々を支えることができる。
自分たち一人一人の力は小さくても、自分たちにも確実に未来を作る力があるのだということに、こどもトラストを通して気づいていただけたら幸いです。

これからもこどもトラストを通して、コモンズ投信は、お子さまたちの未来を応援していきます。

近々、こどもトラストセミナーオンライン教室も企画中です!
どうぞご期待ください!

こどもトラストセミナー担当 馬越裕子


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教えて!未来予想図~隙間時間取り合いの世界で生き残りをかける電子書籍~

皆さんは電車での移動中、何をしていますか?まわりの人が何を見てるか観察してみると、最近は漫画、ファッション、食事、ゲームなどのサイトを見ている人が多いようです。従来はゲームをしている人が多かった印象ですが、だんだんゲームをしている人は少なくなってきているとのこと。ゲーム開発には、そして面白いゲームを作るには、たいへんな時間とお金がかかるそうで、そんな事情もあってか面白いゲームがなかなか出ずに、利用者も下火に。そんな中、電子書籍は、これまでの出版の古い習慣が崩れて、関連業界が力を入れ始めているそう。そして働き方改革で余暇の時間が増えていることも利用者の増加につながっているようです。隙間時間の取り合いの世界で生き残りをかける電子書籍、出版関連について運用部シニアアナリストの上野さんに教えてもらいました!


解説 運用部シニアアナリスト 上野 武昭


聞き手 マーケティング部 福本 美帆


福本 今回この分野に注目したのはなぜですか?

上野 やはりみなさん本が好きで、本のニーズは依然高いということだと思います。それから電子書籍というのはスマホを使うインターネットサービスの中でもまだ普及率が低いことです。スマホというのは成長産業のキーワードなんですよ。スマホやインターネットの普及率が7割のところ、電子書籍(電子コミックと文字もの)の無料と有料の配信コンテンツの利用者は合わせて4~5割、有料配信では2割弱です。つまりスマホを持っている人の2割~半分しか電子書籍や電子コミックを読んでいない。これはまだまだ拡大余地があるということです。 

福本 なるほど。私は本は電子書籍派ですが、電子コミックはまだ読んでいません。

上野 今、紙の本のマーケット(出版)は15年来のマイナス成長です。人々の読書離れに加え、人口が減っているから本も売れませんよね。特に雑誌は、ネットに比べて広告価値もなく、情報もネットで代用できるからとても減っています。それに対して、紙の小説はそれほど減ってはいないです。

福本 確かに最近雑誌を見るのは美容院くらい。買うと結構高いですしね。ところで出版業界って古いビジネス慣習が残っているイメージがありますがどういう構造になっているんですか?

上野 もともと紙の出版業界の流れというのは、「集英社・講談社・小学館・角川といった出版社が本を作って(⇒)ニッパンやトウハンという取次業者に流し(⇒)本屋さんで販売する」というものでした。そして紙の本というのは在庫がすごく出るビジネスで、本屋さんの仕事は本を選んで並べて売る、というものんですが実は大量の返品作業が大変というのが現実なんです。段ボールに売れ残った本を詰めて返品する。ちなみに返品する在庫にかかるコストを負担するのは出版社です。本屋さんは在庫リスクはないんですが、本が売れなければ閉店となりますよね。

福本 うちの近所の本屋さんもついに閉店してしまいました。こういうのを見るとやはり紙からデジタルへのシフトは影響大きいですよね。

上野 もともと出版社は、電子書籍を推進すると紙の本の売上が減るからやりたくなかったんです。でもだんだん紙の本が売れなくなってきているという現実と、スマホが普及し、デジタルネイティブ世代が増えて電子書籍へのニーズも高まって、少しずつ本気で取り組むようになりました。そうしているうちに電子書籍の方もちゃんと儲かりだした。ということで徐々に電子書籍マーケットへの注力という方向に転換し始めています。
電子書籍のプレーヤーは、例えば、アマゾン、楽天、めちゃコミックのインフォコム、アメイジア、KADOKAWAなどたくさんあります。すでに電子書店は200~300社電子書籍の出版社は1000~2000社もあって活発化しています。

福本 そんなにあるんですか!電子書籍、どんどん普及し始めているんですね。

上野 スマホやタブレットの普及、通信速度が速くなっていることなどもあって、ユーザーからすれば読みやすいものになってきたからでしょうね。電子書籍の8割がコミックで、これが全体を牽引しています。一方、文字もの(小説やビジネス書など)は数パーセントの成長です。コミックは1~数話が無料、あとは有料に持っていくというのがお決まりのパターンです。一巻あたり、一話あたり300円程度と安くて気楽に読める。また出版社からしても、単価は安いのですが在庫リスクがないことは大きなメリットです。

福本 単行本なら数百円~1000円以上しますもんね。この先どう広がっていくのですか?

上野 メディアミックス、つまりコミックから人気が出て映画化されたり、アニメや映像などになったら大成功です。また、電子書籍が売れたら、紙の本も売れる。IP(アイピー:知的財産ビジネス)というのですが、最終的にはそういう産業になります。オタク文化から広がるオタクノミクスですね。ガンダムやディズニーはIPをイメージしやすいと思います。そうやって広がる面白さがあります。 

福本 出版ビジネスの中ではやっぱりコンテンツを持っている出版社が伸びているのですか?

上野 いえ、業界全体、出版社、取次、書店の全てが伸びていて、まさにWin-Winの関係です。出版社は集英社・講談社・小学館・KADOKAWAの大手4社28%のシェア売上で各社1000億円くらいでそこまで寡占化が進んでいません。いろんなプレーヤーがいます。そして、紙が主流だったころの出版業界は全体的に厳しかったけれど、今、電子書籍がこの業界を牽引しているんです。

例えば、直近四半期の営業利益で、
マンガアプリのアメイジア 2-3倍
電子書籍のインフォコム 60%超
電子取次のメディアドゥーHD 先行投資によって費用がかさみ、伸びは1桁台程度
大手出版のKADOKAWA 6-7倍

どこもまだまだ伸びると思います。

福本 知らない会社も多いですが、上場しているプレーヤーも多いのですか??

上野 そうですね。メディアドゥーHDは電子書籍取次の会社ですが、さっき言ったとおり、出版社も書店も多いので電子取次も必要とされています。KADOKAWAのように、出版も書店も持っていて、取次を必要としないところもありますね。

福本 利益配分は?

上野 紙の世界の利益配分は出版社が3割、製本・取次などが3割、作家と書店で4割といった感じでした。電子書籍では製本・取次が無くなり、ここの部分の利益が分けられるわけです。もともと作家は電子には流したくなかったのですが、この電子書籍の利益構造を考えれば、実入りが大きくなっていくし、まわりまわれば、ビジネスも成り立っていくのでだんだん許可、許諾を出してきている感じです。

福本 無名の人も世に出やすくなりましたよね。

上野 そうですね。紙だった頃は印刷、製本、物流、在庫そういうことにいちいちお金がかかるのでなかなかチャンスがなかった。でも電子書籍の場合はそういうコストがないので発信しやすい、つまり、コンテンツの数が違う埋もれていた才能が発掘されやすい土壌になってきたとも言えますね。そして面白いことに電子媒体で読む人が増えれば紙で読む人も増えるんです。電車の中で紙の本を読んでいる人も一定数いますよね。結局、みんな本が好きなんだと思います。

福本 形は変わっても、人々が本を好きで読み続けていることがわかって、そしてその業界に新たなプレーヤーや展開も加わって出版業界の今後にワクワクしてきました!さっそく電子コミックも読んでみようと思います!
今日はどうもありがとうございました。

※文中に記載の内容は特定銘柄の売買などの推奨、または価格などの上昇や下落を示唆するものではありません。